決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価します。
8月12日、となっていますが開示日は8/11日(火曜日)です。
また時間があれば続きも書きたいと思います。
①シード(7743) 1Q ○
売上高は前年同期比22%増の48.5億円、経常利益は0.9億円の黒字
へ転換しました。前期の消費税反動からの反発で機能性コンタクトが
伸び、広告宣伝費を積み増しているにもかかわらず増益を確保した
ことで、上期の計画に対して順調な進捗をマークしました。
②フォトクリエイト(6075) 本決算 中計 ×
売上高は前期比1.5%増の31.7億円、経常利益は同40.1%減の1.0億円
となりました。4Qから売上高が順額表示になっている分のマイナス
はあるものの、フォトクラウド事業にリソースを集約したことによる
人件費が重く計画未達となりました。来期も初期投資の継続により
減収減益となる見込。4.9億突っ込んだアロバ社寄与はまだ先か。
中計記載の来々期の営業益は2.2億円、来3期の営業益は4.6億円。
③サンワカンパニー(3187) 3Q ×
非連結決算に移行しているため単純比較は出来ないものの、売上高
は前年同期比約1億減少の52.7億円、経常利益は同1.2億円減少の3.6
億円となりました。前期は増税前の駆け込みがあった分があるので
進捗率的に仕方ない部分あるも、通期で4割の経常増益を見込んで
いるため、既に未達間違いなしの状況。売上高からの落込はキツい。
④日成ビルド工業(1916) 1Q ○
売上高は前年同期比26.8%増の100億円、経常利益は同148%増の4.9
億円となりました。システム建築、マンションなどの総合建築が約1割
程度伸びた他、駐車場事業が約2.7倍と大きく伸長し、メンテ・管理
のストック増に寄与。中間進捗率いまひとつも気配は絶好。パラカ株
の買い増しにより、ミニ大和ハウス化(ダイヨシトラスト)傾向が顕著。
⑤インタースペース(2122) 3Q 純益増額 ×
売上高は前期比16.5%増の142億円、経常利益は同68.5%減の2.0億円
となりました。主力のアフィリエイトはネット型・店頭型ともに堅調も
新入社員の増加による計画通りの人件増重い。ママスタジアムは順調
だが、同セグメントのモアゲームスは市川のサイト屋に10億円で売却。
純益増額修正だが、子会社株式評価損による法人税軽減が主な理由。
⑥フィンテックグローバル(8789) 3Q ×
売上高は前年同期比25%増の34.5億円、経常利益は赤転の▲1.0億円
となりました。太陽光アレンジメント堅調も高単価買取の優良案件が
減少しており、3Qはそちらの確保に動いたため原価が増加しました。
4Qに中型PJの刈り取りや、ファンドの分配金、戸建販売引渡控えるも
会社側は進捗の遅れを認識しており、やや弱気姿勢のため要注意。
⑦ダイキアクシス(4245) 2Q △
売上高は前年同期5.3%増の167億円、経常利益は17.4%減の5.3億円と
なりました。消費税の駆け込み反動の影響が大きいものの、売上高・
利益ともに期初計画をそこそこ上回るペースで推移しており、見た目
よりは悪くない状況です。インドネシア新工場落成も収益寄与は先。
⑧ホットランド(3196) 2Q △
売上高は前年同期比12.7%増の149億円、経常利益は同10.8%増の8.4
億円となりました。会社は中間予想を開示していないものの、進捗率
としてはまずまずの水準。円安によるタコ原価増も、メニューの増額
改定でこなす。クロワッサンたい焼きはアイス化で閑散期乗り切る。
育成中の「コーヒービーンティーリーフ」は越谷レイクタウンへ出店。
⑨AMBITION(3300) 本決算 ×
売上高は前期比31.5%増の69.5億円、経常利益は同4.9%減の1.7億円
となりました。売上高は期初計画を5億円上回ったものの、賃貸仲介
事業の競争激化で広告費嵩み、経常利益は6千万円ショートしました。
来期の売上高は27.4%増の88.5億円、経常利益は6.3%増の1.8億円と
勢い考慮すれば達成可能圏も、実態は自己勘定のインベスト頼みか。
サブリース着実増も、足元での入居率低下が気がかり。逆ザヤ懸念。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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