
【6005】三浦工業(東証一部) 投資判断 新規Inline
現在値 1,468円/100株 PER24.5 PBR1.6 3月配当優待 9月配当
産業用小型ボイラーで国内5割超占有。メンテが安定収益源。
配当金は年2回の合計20円のため、配当利回りは1.36%となります。
三浦工業は株主優待を実施しており、100株以上の3月末株主に対して、
2,000円分のクオカードをはじめとする優待品を進呈しておりますので、
クオカードを選択した場合の配当優待利回りは約2.72%となります。
業績を確認していきます。
■2012年3月期 売上高 745億円、経常利益 70億円 EPS 31.0円
■2013年3月期 売上高 781億円、経常利益 88億円 EPS 45.4円
■2014年3月期 売上高 855億円、経常利益 102億円 EPS 55.9円
■2015年3月期 売上高 904億円、経常利益 107億円 EPS 66.4円
■2016年3月期 売上高 950億円、経常利益 108億円 EPS 66.7円 ce
□2015年9月中 売上高 456億円、経常利益 50億円 EPS 31.1円 ce
2015年3月期の売上高は前期比5.7%増の904億円、経常利益は同4.9%増
の107億円となり、増収増益を確保したほか期初予想もクリアしました。
主力の国内ボイラ事業は消費増税の反動影響があったものの、メンテ
事業が順調に伸び、海外ボイラ事業についても中国・韓国で伸長した
ほか円安の影響で採算が改善したため、全般的に堅調に推移しました。
今2016年3月期については売上高が5%増の950億円、経常利益は横ばい
の108億円を見込んでいます。消費税の反動減が一巡が期待される他
中国各省で石炭焚ボイラ規制が一段と強くなっていることで、当社が
取り扱うガス焚ボイラの需要が増加しており、足元で約17.5%を占める
海外売上は更なる成長が期待出来ます。なお前期の当事業の伸び率は
実に36%を記録しており、足元では中国拠点も100まで伸ばす計画です。
また当社は財務面が非常に強固であることが特徴であり、ほぼ無借金
ながら237億円ものキャッシュを積み上げており(利益剰余金863億円)
M&Aや株主還元等の原資はあり余っている状況です。さすがに当社
も金を余らせ過ぎと判断したのか、13年3月期から増配を継続しており
【13.3円→13.7円→18.3円→19.7円→20円(予】としています。
なお、投資判断については新規Inlineでカバー開始します。
安定成長で好財務ですが、特段の割安感がないため中立です。
当社の国内小型ボイラ事業はトップシェアであるものの既に飽和して
いることもあり、足元では水を切り口とした水処理事業拡大を意図し、
水処理装置大手の栗田工業やオルガノの牙城を侵攻しています。
上述もしましたが、こういう攻めの施策は財務的な体力がないと難しい
ため、そういう意味においては当社が必要以上に現金が積み上げて
いるような現状も、それはそれで大事なことなのかもしれませんね。
個人的には島田紳助氏のCMを復活させてほしいところです。
(そういえば紳助氏の財務状況も当社同様凄いものがありますねw)
*島田紳助氏のNSCでの講義が納められているオススメのDVDです。
サラリーマンの方も投資家の方も必ず何か気づきがあると思います。
我が家もこのDVDを持っていますが鳥肌ものの永久保存版です。
![]() | 新品価格 |





にほんブログ村