決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価します。
タイトルの日付は5月16日になっておりますが、実際は5月15日分です。
また時間があれば続きも書きたいと思います。
①バリューHR(6078) 1Q 増配 記念優待 ○
決算遅延後初の決算。売上高は前年同期比12.5%増の5.8億円、経常利益
は同21.5%増の1.2億円で通過。対中間の進捗で見ても十分な決算であり、
ベワ・ワン方式のストック型モデルは不適切会計でもビクともしないことが
判明。15周年記念配当で通期15円→25円に増配、6末3千円分追加優待。
②極楽湯(2340) 本決算 △
売上高は前期比2割増の120億円、経常利益は同5倍の2億円と大躍進の一年。
今期売上高は13%増の137億円、経常利益も51%増の3億円と2桁成長見込む。
今期は水戸と鶴見の新業態、2月開業の上海2店目もフルに寄与。特に上海
店の爆裂業績により中国事業は前期から一気に大幅黒字転換で業績牽引。
③SLD(3223) 本決算 ○
上場後初の決算で本決算。売上高は前期比16%増の45億円、経常利益は37%
増の2億円と好伸。今期予想も売上高が2割増の55億円、経常利益が4割増の
2.8億円と大幅な増収増益基調をキープ。なぜマザーズでなくJASDAQに上場
したのか謎。青野社長の上場時インタビュー通り、年間15店出店ペースか。
④ヒューマンウェブ(3224) 本決算 中計 ××
上場後初の決算で本決算。売上高は前期比21.7%増の38億円、経常利益は
1.8億円と増収減益で落着。3月19日に上場して期末の3月31日までのわずか
12日間の公表計画を下方修正しているため印象は最悪に近い。吉田社長が
上場時にアナウンスした株主優待も新設されず、株価支える意志感じず。
今期は2割増収46億円、経常利益は半減の0.9億円見込。中計信用出来ず。
⑤ライドオンエクスプレス(6082) 本決算 △
連結決算移行で単純比較出来ないものの、売上高は約5%増の172億円、経常
利益は約12%増の10.5億円と増収増益を確保した模様。拠点数が371→373店
に2店しか増えていないことを考慮すると堅調推移か。今期は売上高は横を
見込むものの、経常利益は1割増の11.7億円を予想。スターフェスティバルの
上場観測あるも、ファインダインを3店程しか増やしておらず戦略不明。
⑥鈴茂器工(6405) 本決算 △
売上高は前期比微増の77億円、経常利益は微減の11.6億円で落着。今期予想
も微増収微減益で利益伸び悩む。海外ではアジア・ヨーロッパ・オセアニアに
販路広げるも、費用先行で利益貢献は未だ先。無借金状態続き1株純資産は
1215→1318円まで膨張するも、配当性向は14%の15円配当据置と意欲低い。
⑦はるやま商事(7416) 本決算 △
売上高は前期比5%減の504億円、経常利益は同5割減の17.5億円と大幅反落。
他の紳士服量販店同様に消費増税の反動減食らうが、青山やAOKIと異なり
多角化出来ていないため影響は甚大で、配当増や自社株買いによる還元の
余裕がない状況。今期は反転増見込む。トランスコンチネンツ事業拡大へ。
⑧ハウスオブローゼ(7506) 本決算 復元配 △
売上高は前期比8.3%減の134億円、経常利益はほぼ均衡圏の0.3億円へ転落。
買い溜めの効く商品のため消費税増税前の駆け込み反動すさまじく、通期で
尾を引くも、構成比の低いカーブスのフランチャイジーなどは堅調推移。
今期売上高は7%増の145億円、経常利益は4.5億円へ回復見込。40円復元配。
⑨昭文社(9475) 本決算 ×
売上高は前期比1割減の123億円、経常利益は赤転の▲8.8億円と大失速。
カーナビゲーションが市場飽和で売上を大きく落とし、これに伴いデータ
ベースの減損を一気に行いました。書籍の方も「ことりっぷ」は伸びるも、
それ以外の旧年度商品などが返品ラッシュで採算が悪化しました。今後は
インバウンド事業に舵を切る方針で、今期経常利益は5億円と反転予想。
![]() | 新品価格 |

*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




にほんブログ村