
【6067】メディアフラッグ(東証マザーズ)投資判断Outperform格上げ
現在値 1,020円/100株 PER22.1 PBR3.88 12月配当優待
流通業の覆面店舗調査、消費財メーカー向けの店頭販売促進が収益柱。
配当は12月の年1回3円配当のため配当利回は0.29%です。
メディアフラッグは株主優待制度を実施しており、100株以上の株主に対して
千円分のお菓子を進呈しているため、配当優待利回りは約1.27%となります。
業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 22.7億円、経常利益 1.1億円 EPS 12.9円
■2012年12月期 売上高 28.0億円、経常利益 1.8億円 EPS 25.4円
■2013年12月期 売上高 34.3億円、経常利益 2.4億円 EPS 31.9円
■2014年12月期 売上高 69.3億円、経常利益 3.0億円 EPS 33.0円
■2015年12月期 売上高 80.0億円、経常利益 3.6億円 EPS 46.1円 ce
□2014年6月中間 売上高 38.9億円、経常利益 1.3億円 EPS 17.1円 ce
前2014年12月期の売上高は前年同期比101%増の80億円、経常利益は同22%
増の3億円となり、今期も期初計画を上回って無事に増収増益で着地しました。
電子POP/デジタルサイネージを手掛けるimpacTVの買収・シナジー効果が
発現したことや、インドのコンビニ向けのコンサルティングが拡大したこと
により全てのセグメントが概ね好調に推移しました。
今2015年12月期の売上高は15.4%増の80億円、経常利益は20%増の3.6億円を
見込んでおり、12期連続の増収・8期連続の増益に向けて曇りのない状況が
継続しています。前期の売上高のカサ上げ拡大のみに貢献した和菓子屋の
「十勝たちばな」が利益の面で貢献してくることや、海外事業の拡大が更に
継続するため、成り行きでいっても2桁の増収増益は十分可能と思われます。
また、当社の主要顧客である小売店に対するインバウンド向けのサポートや
既に約20万人弱の規模を擁するミステリーショッパー(覆面調査員)については
スポットの業務依頼・業務成果受領・報酬支払などの諸々のノウハウが既に
蓄積されていることから、これをクラウドソーシングサービスへ展開させること
が出来るような状況になっており、この点は他社より一日の長があります。
以上、投資判断についてはOutperformに引き上げカバーを継続します。
やはり高成長銘柄でありながら、業績予想の信頼度が極めて高いことがポイント
ですが、クライアントが一度ついたら離れにくいビジネスを展開しているため、
ストック型の収益モデルであることも見逃せません。
また、年間46万店舗の主に弱点ばかりを中心に収集したデータベースを活かして
不調小売店を自ら買収して、ハンズオンで再生させ、収益化させるという新たな
領域の開拓も進めており、その辺だけでも飛躍的な業容拡大が期待出来ます。
*参考記事 2014-04-02 投資判断Inlineでカバー開始
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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