「まだバブルではない」、と言うけれど/投資戦略アウトルック (2015.03.23) | なちゅの市川綜合研究所

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■「まだバブルではない」、と言うけれど

ツイッターの方にはちょっと書いたのですが、よりによって金曜日の夜に
日経ヴェリタスを購入しました。凄腕個人投資家さんの特集記事だった
ので、単純に読み物と考えれば別に発売日に買わなくてもいいかな~と
思って先延ばしにしていたのですが、その特集以外の部分は当然に鮮度
が落ちてしまっているので、読む私のテンションが下がってしまいました。

やはりヴェリタスについては、日曜中に読み切るのがベストであるものの
せめて立会日が残っている木曜までには読み終えるべきだと思います。
もちろん木曜では遅いことなど百も承知のですが、発売週内に動けるので
あればもう少し真剣に記事を読むような気がするのです。

閑話休題。
最近は週刊誌・夕刊紙をはじめ、株の話題が増えてきました。週間SPA!
あたりでも財テク特集が出だしたので私の勘違いではないかと思います。
この手の雑誌ではクジラが何匹も居ることを理由にまだまだ騰がるとの
論調が中心ですが、目先はさすがにちょっと加熱感があると思います。

前述のヴェリタスでも触れられていました(詳細は購入して確認ください)
が、やはり凄腕投資家さんも口を揃えて割安株発掘が難しくなってきた
との話がありました。実際同紙上にある高配当利回りランキングでも、
5%どころか4%で回る株も一握りになってしまいましたので、目に見えて
割安な株が減ってしまっていることは紛れもない事実だと思います。

勿論、足元のモメンタムは相当強いのでこんな感じで悲観ごっこをしても
調整らしい調整などしばらく(ずっと)来ないのかもしれませんが、それでも
ここから順張りして取れる残りのアップサイド分と調整するダウンサイド分
を天秤にかけて、順張り優位とは言うのは少なからず勇気が要ります。

順張り派には日銀やGPIFなどのクジラがいるのかもしれませんが、日銀
は第二段緩和を実施する前は相当引っ張ったことを忘れてはいけません。
日本株を仕込みきれていない内外の大人の中には、調整を歓迎する向き
もあるでしょうから、そちらに気を遣ってやる可能性だってあるのです。

そんな訳で信用取引を禁じている私が、苦肉の策でダブルインバースを
買ったりなどする訳ではないのですが、積極的に上値を追うことはしない
つもりです。今あるものについてはホールドし、後は少し大きめの調整が
来るのをじっと待ちたいと思います。ストロング様子見のつもりです。

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