決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価します。
また時間があれば続きも書きたいと思います。
①シンプロメンテ(6086) 下方修正 ×
もうじき締まる2015年2月期通期決算について、営業利益が予想比半減と
なる1.0億円程度に下方修正。外注費高騰・人工の先行確保による経費増
が直撃した格好となるものの、こと売上高に関しては取引量盛況によって
わずかに増額となるなど、悪いながらも見せ場のある内容。
②メドピア(9056) 1Q ○
上場して間もない企業ながら、1Qで売上高3.4億円、経常利益1.2億円と
しっかりした数字を叩き出しており、特に通期の計画は売上高5割増という
意欲的な数字ながらも高進捗率をマーク。特にこの1Qで登録医師の数を
3千人も増やすことに成功し、累計7.4万人まで達したことは特筆事項。
③東京建物不動産販売(3225) 完全子会社化 △
親会社の東京建物が株式交換により完全子会社化、注目の交換比率は
『東京建物:東建不販=1:0.61』となり、3割程度のプレミアムが乗るため
概ね穏当な結果か。野村不動産のプラウドのように本体が直に製販一体
のマンデベとなることで、ブリリアのブランド化を図る目的かと思われる。
東建アメニティサポートも本体が吸収し、ストック利益の確保へ。
④すかいらーく(3197)本決算 増配 ○
売上高・営業利益ともに業績予想値を達成し、最終利益も前期比で3割
増加して95億円近くを確保しました。オマール海老やフォアグラなどの
高単価メニューで客単価を引き上げ、既存店売上高も全四半期で前年を
上回わる。今期も売上高は横ばいながら、店舗改修効果の発現により
最終利益は前期比5割増と増勢。配当も13.52円→30円へ大増配を予想。
⑤SFPダイニング(3198) 1Q ○
上場して初めての決算通過。前年は未監査のため単純比較は出来ないが
売上高は5割増の65億円、営業利益も37%増の5.5億円と躍進。通期計画が
かなり意欲的な数字ながら、既に半期進捗率も5割程度を確保。出店好調
で今期計画41の内19を出店し超過ペース。既存店売上+1.7%は案外。磯丸
水産が実際の印象より良く、深夜~早朝帯で集客出来ている可能性も。
⑥アウトソーシング(2427) 本決算 中計 増配 ○
売上高は予想比で若干ショートするも、前期比25%増の600億円弱を確保。
経常利益に至っては6割増の22億円を達成。香港やタイなどで海外特有の
トラブルに見舞われるも、製造系・技術系受託の好況を受けフルカバー。
前期純利益も税優遇で膨張、配当性向30%基準変更で期末22円→27円配
へ後だし増配。今期も売上高2割増見込。3年後の売上倍増目論む。
⑦フォトクリエイト(6075) 中間 ×
売上高は前年割れで計画比未達。営業利益も当初より赤字転落見込みも
減益幅が拡大。期ズレ要素あるが、イベント不振など構造的要因も大か。
学校へのスナップ写真販売のLNWとの提携をやっと締結、大きな後ろ盾と
なることが期待されたCCCとの協業は依然パイロット段階で要時間か。
⑧翻訳センター(2483) 3Q △
売上高はほぼ変わらずの66億円に過ぎないものの、各種利益は概ね1割の
伸びを確保。通期では3割の増益を見込んでいるので、物足りないものの
期末偏重性があるのでマズマズか。派遣事業がやや軟調なものの、本業
の翻訳事業に関しては医薬系・自動車系の需要が堅調に推移したほか、
欧米系グローバル企業からの大型新規受注など見所あり。
⑨ダイキアクシス(4245) 本決算 増配 ○
売上高・利益とも予想水準で着地。営業利益は前期比5割増の8.1億円達成。
主力の浄化槽・排水処理システムが堅調、祖業の住説機器リテールも増税
前の駆け込み享受で増勢となり、会社全体の好調さを確認出来た決算。
今期はインドネシア事業の本格化などで1割の増益見込む。前期の期末配
を14円→19円に後だし増配。今期は記念配落とさず通期30円を維持。
![]() | 新品価格 |

*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




にほんブログ村