昨日は個人投資家好みの銘柄が売り込まれましたが、特にコロワイドなど
の人気のある株が暴落したのが印象的でした。ここではあえてコロワイド
の名前を出しましたが、外食優待のシンボルストックとしての例えであり
他の外食優待株ももれなく売り込まれています。
代表的なところでは子会社のアトムに加えて、クリエイトレストランツHD
とSFPダイニング親子、最近値を飛ばしていたダイヤモンドダイニングや
元気寿司、アークランドサービスなども調整を強いられました。
この辺の外食優待株は総合利回りが良かったり、業績がついてきていたり
しますので、別にこのような下落局面であっても積極的に売る必要のない
株ですが、それでも売られたということは換金の必要が生じたのでしょう。
昨日はこれら外食優待株以外でも、IPOのカヤックは高値更新後に奈落
の底まで突き落とされており、それに連られて多くのIPOが暴落したため
新興市場のセンチメントが著しく悪化し、影響が優待株まで及んだものと
考えております。
この様に本来値持ちの良い優待株の株価まで削られてくると、優待や配当
のない成長力をアテにした新興市場株のリスクは相対的に高くなります。
何せこういう個人好みの小型成長株を好んで買う主体が、信用担保に差入
している値持ちの良い優待株を泣く泣く換金せざるを得ない状況ですので
買い上がる主体が限られてくるからです。
そのため例えばFPGといった高成長がほぼ約束されている様な株でも、
信用で買い上がる主体が傷付いてしまっているため、下がらないにせよ
騰がるにも要時間・・・といったことが増えてくるように思います。
ということで、新興市場株を高値覚えして安易な押し目を拾いに行くこと
だけは避けるべきであり、逆説的ですが値段を削られてしまった優待株
の押し目を3月末に向かって丁寧に拾っていくのがベターと思われます。
ちなみに、東証一部の大きめ銘柄は今回の話の限りではありません。
今日はNYも大幅高で帰ってきていますので、素直に戻りが期待出来る
ものと考えております。
たとえば商社株も下値固めから反転の兆しを伺っている状況ですので、
この辺の高利回り株を狙ったり、や昨年からずっと冬眠中のメガバンク
辺りにお金を逃がしておくのも一考かとは思います。
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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