決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価します。
また時間があれば続きも書きたいと思います。
①船井総研ホールディングス(9757) 本決算 △
期中も順調に推移していましたが、無事に売上高段階から前年同期比2桁
の伸びをマーク、会社計画比でも上ぶれして着地。数年来続いている増配
基調についても前期比2円増の34円と今期も上乗せを予定。ただ○季報
予想は32-35円配なので、順調なら期中に増額か。
②イーギャランティ(8771) 3Q 増配 ○
いつも通りの順調決算ですが、NKが事前に観測記事飛ばしたので反応済。
今期経常益は前期比17%増の15.5億円予想ですが、3Q時点で18.3%増の11.7
億円と計画ペース。期末配当に関しては22円→28円に6円と大幅増配。
③駅探(3646) 修正 △
ジリ貧傾向のある乗り換え案内事業の広告費の抑制により、通期計画を
15%増額修正して、通期経常益約4億円予想となりました。そろそろ新事業
の売上にも期待したいところですが、売上については増額なしで微妙。
④エスクリ(2196) 3Q ○
売上高段階から前年比2割強増加の169億円を達成。経常益も通期22億円
計画に対して既に17億円を確保するなど順調な業績推移です。婚礼業界は
通常季節偏重性があるにもかかわらず、QoQで順調に積み上げています。
こういう数字を見るとノバレーゼの決算は一体何だったのかという印象。
⑤遠藤照明(6932) 3Q △
既に通期の営業利益を前期比41%減の17億円に減額修正をしているものの、
3Q時点の累計営業益は5億円とかなり怪しい状況。想像以上に円安による
原価上昇が効いているため、中期的には悲観的な状況が継続しています。
ただ最終益だけは為替ヘッジ評価益により、既に計画超の21億円を確保。
⑥ソフトバンクテクノロジー(4726) 3Q 修正 ×
データ解析・セキュリティなどの注力分野の着実な進捗により通期売上高
は計画通りの400億円を確保する見込みですが、他分野での不採算案件が
足をひっぱり通期経常益は計画比26%減の12.5億円へ減額となりました。
ただ機器販売以外の受注残は前年同期比で2割成長しており、見所もあり。
⑦電算システム(3630) 本決算 △
売上高は前期比8%増の264億円ながらも、経常利益は同14%増の11.6億円
と前々期から連続で2桁増益を確保し、利益率は着実に向上しています。
今期は売上高段階から2桁増で300億乗せ見通し。配当金も1円増額して、
通期23円配を予想。配当性向30%基準ながら、配当余力残している印象。
⑧イーグランド(3294) 3Q △
売上高は前年同期比26%増の111億円と好伸するも、経常利益は同42%減の
4.7億円と通期10億円計画に対して進捗イマイチな状況。当社のドメインは
中古マンション販売なので事業特性上3末などに引き渡し集中する傾向が
あるので、4Qでの巻き返し待ちの状況。ただ消費税特需に沸いた前期と
比較すると、目に見えて収益率が悪化しています。
⑨デジタルガレージ(4819) 修正 増配 ○
今2015年6月期の通期最終益をカカクコム株の売却による特別益で12億円
増額修正。通期EPSは110円台乗せ。特筆すべきは今期は20周年の記念配
でやっとこさ2円増額(5円→7円)になったばかりにもかかわらず、今度は
更に記念配を18円も上積みして今期25円配予想となりました。いくら記念配
含みでも前期比5倍の配当額ですので、大きな方針転換を感じさせます。
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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