
【1780】ヤマウラ(東証1部)投資判断 新規Outperform
現在値 393円/100株 PER20.9 PBR0.81 3月配当 9月配当優待
長野県の建築、土木が中心。民間の比率高い。首都圏マンション開発も。
配当は年2回の合計5円配で、配当利回は約1.27%です。ヤマウラはこのたび
株主優待制度を拡充しまして、9月末の単元株主に2,000円の長野県特産品
を進呈することになりましたので、配当優待利回りは約6.36%となりました。
業績を確認していきます。
■2011年9月期 売上高 189億円、経常利益 8.3億円 EPS 23.4円
■2012年9月期 売上高 186億円、経常利益 10.2億円 EPS 11.8円
■2013年9月期 売上高 193億円、経常利益 10.7億円 EPS 19.2円
■2014年9月期 売上高 206億円、経常利益 10.7億円 EPS 30.3円
■2015年9月期 売上高 179億円、経常利益 7.9億円 EPS 19.7円 ce
□2015年3月中 売上高 96億円、経常利益 4.5億円 EPS 11.1円 ce
前2014年9月期の売上は前年同期比6.8%増の206億円、経常利益はほぼ
変わらずの10億円となりました。期初計画では売上高段階から2桁減を
予想しておりましたので、大幅に上ブレして着地したことになります。
アベノミクスの伸展による公共建築・土木工事などの公共事業が堅調に
推移したほか、エンジニアリング事業なども底堅く推移しているのが好調
の要因ですが、今2015年9月期については地元長野県の民需が弱含む
見通しであること、全般的に人工代や原材料費の高騰の影響により、
一転して2桁の減収減益予想となっております。前期のように会社側の
計画が保守的な可能性はあるものの、受注高自体が前期比9割程度
まで落ち込んでいますので、減益は免れないと考えております。
ただは業績は反落見通しでも、財務に関しては地方ゼネコンらしからぬ
優良体質を誇っており、借金は僅か2億円程しかないのにもかかわらず、
現金同等物を43億円も保有しているので鉄板と言えるかと思います。
以上、投資判断についてはOutperformでカバー開始します。
年によって業績のブレはあるものの一定の利益率を確保しているほか、
財務的にも優良であるため倒産懸念が少なく、昨年から実施している
株主優待についても当面維持できる余力がある点を評価します。

さて標題の優待の件ですが、100株主でもいくつか商品を選べたものの、
我が家では伊那食品工業の「デザートセット(かんてんぱぱ詰め合せ)」
を選びました。ゼリーやプリンが作れる代物なのですが、水を入れて
冷やすだけで出来るものも多く、ラクチンでびっくりです。
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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