
【8267】イオン(東証1部) 投資判断 Inline継続
現在値 1,231.5円/100株 PER21.7 PBR0.93 2月配当優待8月配当優待
純粋持株会社、傘下にスーパー、専門店、デベロッパー、金融。SC化で集客。
配当金は年2回合計で28円で、配当利回りは約2.27%です。
イオンは株主優待制度を導入しており、100株以上の株主に対し3%~相当
の商品購入額を後日キックバックする株主優待カードが進呈しています。
また、特定の施設内にある専用ラウンジも利用も可能になります。
業績を確認していきます。
■2012年2月期 売上高 52,061億円、経常利益 2,122億円 EPS 87.2円
■2013年2月期 売上高 56,853億円、経常利益 2,129億円 EPS 95.7円
■2014年2月期 売上高 63,951億円、経常利益 1,768億円 EPS 55.9円
■2015年2月期 売上高 70,000億円、経常利益 2,000億円 EPS 57.2円 ce
□2014年8月中間売上高 34,315億円、経常利益 486億円 EPS 2.4円
今2014年8月中間期は主力のGMS事業が消費増税対策で商品の価格を据え置く
等の対策をしたものの、消費者へのアピールが弱く裏目に出てしまいました。
スーパーマーケットや小型店も同様に苦戦しており、好調なのはWAONやATM、
クレジットカードが全部伸びている金融事業や海外の中国事業など一部事業
に限られ、この好調なセグメントが不振の穴埋めをする格好となっています。
子会社を次々に上場させ、個別に資金調達を行い独立採算の連邦経営をして
きた当社ですが、やっとこさシナジー効果が薄すぎることに気付いたのか
ここに来てダイエーの完全子会社化やドラッグストアの統合・子会社化、
マルエツ・カスミの上場企業を含めた関東スーパーマーケットの統合など
矢継ぎ早にグループ戦略の見直しを進めてきております。
金融事業やディベロッパー事業、アセアン事業の拡大にあぐらをかいて
おざなりになっていた本業にやっと目が向いたか・・・という印象です。
ただこれらのグループ戦略の見直しが奏功するのはどんなに早くても来期
以降ですので、今2015年2月期業績は当初見通しのまま据え置いていますが、
通期で増収増益を予想しておりながら、中間では前年割れしていますので、
今期の計画達成はかなり難しいものと思われます。
以上、投資判断についてはInlineを継続します。
標題の株主特典の割引券ですが、衣料品が最大20%オフ・生活雑貨も10%オフ
食料品や酒類も一部商品は5%オフでかつ株主優待のオーナーズカードとも
併用出来るというものとなっています。こんなものが中間事業報告書に添付
されてくるようなことはなかったと思いますので、切羽詰った感が凄いです。
それでもベビー服が20%オフというのは、西松屋の株主優待あたりよりも
割引率が良いので個人的には有効活用していきたいと思います。
*参考記事① 2014-08-18 投資判断 -
【お盆特別企画】イオン幕張新都心に行って来たので雑感。
*参考記事② 2013-12-29 1,412円 投資判断Inline継続
幕張新都心のイオンラウンジに初潜入&千葉の田舎で株主優待生活。
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