年2回のお米券優待銘柄、キムラユニティー(9368)の分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【9368】キムラユニティー(東証1部)投資判断 新規Inline

現在値 989円/100株 PER10.3 PBR0.51 3月配当優待 9月配当優待

愛知県地盤。トヨタの部品包装が主力。カーリース、車両整備なども。

配当は3月9月の年2回合計25円のため、配当利回は2.52%です。
キムラユニティーは株主優待を実施しており、100株以上の株主に対して
お米券2枚を年2回を進呈しており、配当優待利回りは約4.30%となります。

業績を確認していきます。
■2012年3月期 売上高 382億円、経常利益 14.0億円 EPS 58.6円
■2013年3月期 売上高 387億円、経常利益 16.6億円 EPS 77.0円  
■2014年3月期 売上高 408億円、経常利益 21.3億円 EPS 101円  
■2015年3月期 売上高 450億円、経常利益 20.0億円 EPS 95.3円 ce
□2014年6月1Q 売上高 107億円、経常利益 5.0億円 EPS 0.9円
□2014年9月中 売上高 220億円、経常利益 8.5億円 EPS 39.8円 ce

ここ数年の業績は拡大基調が継続しておりまして、前2014年3月期の
業績は売上高で前期比5.4%増の408億円、経常利益で同28%増の21億円
となり4期連続の増収、各種利益は5期連続の増益を確保し、いずれも
過去最高を更新しました。創業130周年を超える会社でありながら、
一定の成長モメンタムを確保しているのは大変評価出来ます。

3年間の中期経営計画の最終年度となる今2015年3月期は、経常利益こそ
前期比マイナスとなるものの、売上高は前年比で2桁増となる450億円を
見込んでおり、430億円の目標値を上ブレする見込みとなっています。
各種利益面では営業利益は若干未達、経常利益は達成見込みであること
も踏まえますと、概ね会社計画線での順調推移となっております。

足元では主力業務であるトヨタ系の部品包装に加え、ネット通販企業等の
物流倉庫内管理業務を伸長させており、好調なトヨタの業績に依存する
だけではなく、ニューロジスティクス領域で独自に活路を見出しています。

また財務的にも安定しており、現金同等物が45億円と有価証券が40億円
位あるので、これだけで約65億円の有利子負債をカバーしております。

以上、投資判断はInlineにてカバーを開始します。

上述しましたとおり、業績面・財務面ともに死角は見当たらないのですが
第一四半期業績が設備投資先行でモタついているので見送られる可能性
があることと、既にPERが2桁まで買われており、物流会社としての株価
バリュエーションとしては十分ですので、それらを割引いて判断しました。

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