優待族の惜しいところ/投資戦略アウトルック(2014.9.11) | なちゅの市川綜合研究所

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■優待族の惜しいところ

以前にも書いている内容の補足となりますが、個人的な考えとして
優待族の方の「惜しいなぁ」と思うところを述べていきたいと思います。
具体的には下記のような点となります。

・銘柄分析しないため、企業のポテンシャルに気付けない。

・取ったら売るので、値上がり益は殆ど享受できない。
 ex.値下がりせずに、微益で逃げられたら「ラッキー」という具合。

こういう優待族を含め参加者がどんどん増えていくような相場では、
半年や一年後の権利日には株価が水準訂正されていることも多く、
株価が上がってしまってもう権利が取れない、といったこともよく
ある話なのではないでしょうか。

そのため上昇相場なのに権利を取れる銘柄数がほとんど増えてないとか
優待獲得の必要資金量だけは確実に前より増えているので、下手すると
銘柄数が減ってることもありえるような状況です。特にクロスを多用
される方にとっては、はるかに難しくなっていると思われます。

勿論、すぐ売ってしまうことで資金拘束を回避できるとか、リスクが
限定的になるとかのメリットもあるのですが・・アップサイドを取れる
チャンスも非常に限られますので、ポテンシャルが高そうな優待株
についてはバイ&ホールドすることが大事だと考えております。

つまり、結論は以下の様なことになります。
優待株を保有するだけでなく、自分で分析してみる。
 せめて年1回か年2回の株主通信にはちゃんと目を通す。
 最悪でも、優待銘柄分析している優待族の方のブログを読む。

・腕のよさそうな人が継続保有している有望そうなものは権利後も
 さっさと処分せずに保有して様子を見る(パクリ購入ならぬパクリ保有)

これらを実行するだけで、ペッパー等を早売りしてしまうような悲劇を
それなりに回避できると思います。それこそ優待○年分違うかと思います。

*参考記事 2014-09-05
優待株についての情報収集方法/投資戦略アウトルック (2014.09.05)
(過去記事に飛びます)


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