安定のクオカード銘柄・リックス(7525)から株主優待が到着&1Q決算。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【7525】リックス(東証2部)投資判断 新規Inline

現在値 1,061円/100株 PER12.5 PBR0.94 3月配当優待 9月配当優待

鉄鋼、自動車、電子向けポンプなど産業機械・機器のメーカー商社。
配当金は3月9月の年2回合計23円のため、配当利回りは2.16%となります。

リックスは株主優待制度を実施しており、3月末9月末の単元以上の株主に
対して1,000円分のクオカードを進呈しておりますので、配当優待利回りは
約4.05%となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 271億円、経常利益 13.1億円 EPS 81.1円
■2012年3月期 売上高 293億円、経常利益 13.4億円 EPS 76.8円 
■2013年3月期 売上高 279億円、経常利益 12.7億円 EPS 88.0円  
■2014年3月期 売上高 292億円、経常利益 14.4億円 EPS 93.6円
■2015年3月期 売上高 302億円、経常利益 13.4億円 EPS 86.5円 ce
□2014年6月1Q 売上高 72億円、経常利益 2.6億円 EPS 14.7円
□2014年9中間 売上高 148億円、経常利益 6.2億円 EPS 39.1円 ce

ここ数年の巡航ペースの売上高は280億円、経常利益で13億円程度となって
おり、ブレの少ない安定的な業績推移となっております。

前2014年3月期はゴム・タイヤを含む自動車業界向けが、国内は増税前の
駆け込み需要・海外は北米の需要回復により大幅に伸びたため、増収増益
を確保しましたが、今2015年3月期は鉄鋼業界が増税後の生産調整による
メンテナンス期間入りで修繕需要があるものの、トータルでは前期の反動
の方が大きくなるため、増収減益となる見通しです。なお、先日発表の1Q
は中間減益予想であることを考慮すると、順調な進捗を示しております。

当社は前中計「危機対応3ヵ年計画」に続く、今中計「戦略ビジョン2014」の
2ヵ年目に入っており、来期で経常利益15億円を目指しております。
今期が1Qの順調推移のまま上ブレペースで推移すれば、最終的に経常
14億円程度で着地することは十分可能であり、来期15億円が見えてきます。
前中計の定量目標である経常利益10億円は1年前倒し達成しているので、
数字はたいしたことないながらも、今中計もおそらく大丈夫でしょう。

以上、投資判断はInlineで新規カバレッジを開始します。

そんな訳であまり成長力はない当社ですが、財務的には実質無借金であり
体力にも余裕があるので、会社側が中期的な還元目標とする配当性向30%
は今期にでも達成されるものと考えております。

同様に、株主優待のクオカードも捻出するだけの体力がありそうですので、
日本プラストの様な額面改悪(1,000円→500円)がない限りはホールドです。
クオカードがオリジナル柄で、会社側も優待にこだわりがありそうなので、
そうそう廃止にはしないと思いますが、株主の急増には注意が必要です。
2014年3月末の株主数は現在8,697名となっております。

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