
【3068】 WDI (東証JQスタンダード)投資判断 新規Inline
現在値 890円/100株 PER28.1 PBR3.72 3月優待配当
ダイニングレストランの老舗。パスタ『カプリチョーザ』他。
配当は3月の年1回6円で、配当利回は0.67%とかなり少な目です。
WDIは株主優待制度を導入しており、3月末に単元以上株主に対して
3000円分のお食事券を配布しているため、配当優待利回は4.04%です。
なお、保有株式数によりお食事券の金額が増えます。
業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 165億円、経常利益 4.8億円 EPS 20.0円
■2012年3月期 売上高 160億円、経常利益 4.4億円 EPS 14.9円
■2013年3月期 売上高 177億円、経常利益 3.3億円 EPS 11.0円
■2014年3月期 売上高 202億円、経常利益 5.2億円 EPS 17.5円
■2015年3月期 売上高 225億円、経常利益 7.6億円 EPS 31.6円 ce
□2015年9月中間売上高 105億円、経常利益 2.4億円 EPS 15.5円 ce
前2014年3月期は利益倍増を見込んでいた期初計画には及ばなかったものの
売上高で14.6%増の202億円と2年連続で2桁成長、経常利益も56%増と好伸し
過去最高を更新しました。
今期も期末店舗数192店から数店の上積みを計画しており、売上高段階から
2桁の成長が続く見込みとなっております。また前期が最終年度であった
中期経営計画(営業利益率5% or 営業利益8.5億円の達成)は残念ながら未達
で終わりましたが、2020年度を最終年度とする新中計でも前中計を踏襲し、
売上高で400億円・営業利益率5%を目標としており相変らずの超強気です。
当社が他の外食各社と比べて特徴的なのは、積極的な海外展開を行って
いることでして、現状においても32%の海外売上比率を誇っております。
2020年度に同比率を40%まで引き上げる計画を立てており、既に7ヶ国展開
していることを考慮すると十分に達成可能かと考えております。今期は
UAEへの出店も計画していることから、やはり一日の長を感じます。
ネックなのは旗艦ブランドであるカプリチョーザの陳腐化やサラベス、
エッグスンシングスが飽きられる可能性です。サイゼリヤの減速が象徴的
ですが、景気が良くなるとマス層向けイタリアンなどは選好が弱くなります
ので、比較的店舗内装が古い店が多い当社店舗は苦戦が予想されます。
後者の新ブランドは今のところは大丈夫ですが、展開店舗数を抑えることで
ブランドを維持していく方針の様です(各ブランド数店舗までにする模様)。
以上、投資判断はInlineでカバー開始します。
足元のインバウンド増などで、客単価の高いハードロックカフェなどは
非常に好調に推移している様です。こうした世界的にも高いブランド力を
持つ業態の出店権利を確保しているところは独自の強みと言えそうです。
ソフトバンクの孫さんとオリックスの宮内さんも引き続き3万株(各0.5%)
ずつ保有を継続されている模様です。清水社長とお友達なんすかね。
*参考記事 2013-07-25 660円 投資判断 付与なし
WDI株主優待でサラべス(Sarabeth)に行って来た!
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11579314588.html
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