名古屋特産品優待銘柄のクロップス(9428)のレビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【9428】クロップス(東証1部) 投資判断 新規Inline

現在値 546円/100株 PER15.2 PBR 1.42 3月配当株主優待

東海地盤の携帯電話販売会社、人材派遣・ビルメンテが第2の柱。

配当金は3月一括5円配当のため、配当利回りは0.91%となります。
クロップスは株主優待制度を導入しており、3月末に100株以上保有の
株主に対して、東海地区名産品3,000円相当を進呈しておりますので、
配当優待利回りを算出すると約6.41%となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 169億円、経常利益 7.7億円 EPS 30.5円
■2012年3月期 売上高 219億円、経常利益 7.5億円 EPS 31.9円 
■2013年3月期 売上高 241億円、経常利益 7.2億円 EPS 35.3円  
■2014年3月期 売上高 267億円、経常利益 7.3億円 EPS 32.6円
■2015年3月期 売上高 269億円、経常利益 7.6億円 EPS 35.8円 ce
□2015年9月中間売上高 126億円、経常利益 2.8億円 EPS 11.1円 ce

前2014年3月期は各種事業拡大により増収基調は継続となったものの、
利益については期初計画を下回って着地となりました。ここ数年間の
経常利益についてはおおよそ7億円台で推移しております。

今2015年3月期は1Q決算が既に開示されており、売上高がほぼ前年並みの
59億円、経常利益は25%減の1.6億円での着地となりました。減益幅が
気になりますが、そもそも今期は中間で35%減益予想ですので、進捗率
で見るとまずまずということになります。

やはりauの携帯販売事業がドコモのiPhone導入のあおりを食らっており
かなり苦戦している状況です。今後のSIMフリー化の推進などで、当社に
限らず携帯販売店は構造的に厳しいかもしれません。

ただ当社の場合は携帯販売一本槍と言う訳でもなく、いすゞ関係のビル
メンテナンス事業や、居抜き店舗事業を伸ばしており、足元の利益水準も
携帯販売事業に迫るところまできております。携帯販売もある意味では
ストックビジネスですが、ビルメンや居抜きサブリースは更にストック型
なのでこの辺りの事業が伸びてくると安定感が出てくると考えております。

以上、投資判断はInlineで新規カバー開始します。

当社は昨年東証一部に鞍替したため、当面のカタリストは出尽くしです。
ありがたいことに記念優待で下記写真のクオカードを出してくれました。
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ちなみに居抜き物件を扱う子会社のテンポイノベーションはもともとは
レインズインターナショナルの子会社で、その後テレウェイブに譲渡され
流れ流れて当社の傘下にあるようです。旧店舗流通ネットもそうですが、
まるで居抜き物件の様に親会社が変わっていくのがおもしろいところw

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