田谷(4679)から、シャンプーとも交換出来る優待券がきました! | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【4679】田谷(東証1部) 投資判断 Inline

現在値 772円/100株 PER19.29 PBR0.97 3月優待配当 9月優待

直営美容室を全国にチェーン展開、関東首都圏と福岡が地盤。

配当金は年1回で22円のため、配当利回りは2.84%です。
田谷は株主優待は3月末9月末の単元以上株主に対して、2100円の株主優待券
を進呈しておりますので、配当優待利回りは約6.4%となります。

業績を確認をしていきます。
■2011年3月期 売上高 125億円 経常利益 1.9億円 EPS ▲7.5円
■2012年3月期 売上高 125億円 経常利益 5.0億円 EPS 32.0円 
■2013年3月期 売上高 120億円 経常利益 0.6億円 EPS ▲9.5円  
■2014年3月期 売上高 119億円 経常利益▲1.4億円 EPS▲38.3円
■2015年3月期①売上高 124億円 経常利益 4.2億円 EPS 40.0円 ce
■2015年3月期②売上高 124億円 経常利益 3.0億円 EPS 28.0円 四e
□2014年9月中 売上高 60億円 経常利益 0.7億円 EPS 6.0円 ce

前2014年3月期の業績は既存店売上高が▲2.7%に沈んだこともあり、期初計画を
大きく下回り減収減益(赤転)決算となりました。利益水準が水面ギリギリのため
仕方ない部分はあるかと思いますが、期中で業績修正を4回もやった上での大幅
未達ですので、当社は予算の立て方が甘い可能性があります。

そもそも当社は美容院専業としてかなりの老舗であり、他チェーンとは異なり
直営店展開であるため、本来は業績も読みやすい筈ですので要注意です。
既に6月の既存店売上高も前年同期比▲4.0%となっておりますので、1Q発表前
の今現在でも既に通期赤信号感が漂っています。そのため会社計画を闇雲に
信用する訳にもいかないので、今期業績予想は①②と二本載せております。

なお、一昨年に立てた中期経営計画では、来2016年3月期の売上高を136億円、
経常利益7.8億円、2020年3月期の売上高を155億円、経常利益15.5億円を計画
しておりますが、計画どころか妄想レベルですので参考外といたします。

こんな状況ですが、投資判断はInlineでカバー開始します。

当社は配当利回りが3%弱あり、株主優待も比較的手厚いので、業績が悪くても
現在の株価水準から大きく売り込まれることはないかと考えております。
それどことか時価総額が30億円台であり、株主数も8千人台なので、NISA
の個人需要が炸裂した場合は、逆に買われたりする可能性もあります。

それにしても全店直営は人件費や光熱費・家賃の増がダイレクトに効くのが
痛いところです。モッズヘアと違って優待全店で使える点は良いのですが・・・。

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