
【8728】マネースクウェア・ジャパン(東証2部)投資判断 Inline継続
現在値 1,079円/100株 PER7.4 PBR2.10 3月配当 9月株主優待
外為証拠金取引大手。未経験者、富裕層も囲い込み。自動発注機能が武器。
配当は昨年並みの年間38.5円配と予想した場合、配当利回りは3.56%となります。
マネースクウェア・ジャパンは株主優待を導入しており、100株主以上に1,000円分の
QUOカードが進呈していますので、配当優待利回は約4.49%となります。
業績を確認をしていきます。
■2011年3月期 営業収益 20.7億円 経常利益 3.6億円 EPS 26.1円
■2012年3月期 営業収益 26.2億円 経常利益 4.2億円 EPS 24.1円
■2013年3月期 営業収益 37.1億円 経常利益 13.1億円 EPS 84.2円
■2014年3月期 営業収益 52.0億円 経常利益 24.0億円 EPS 141.6円
■2015年3月期 営業収益 55.0億円 経常利益 26.0億円 EPS 144.6円 四e
□2014年9月中間営業収益 18.5億円 経常利益 9.0億円 EPS 56.0円 四e
前期は3Qまでで経常利益19億円稼いでいましたが、四季報予想水準である30億円の
達成まではやはり無理で、結局前年比で83.3%増の24億円での落着となりました。
それでも営業収益では四期連続で過去最高を更新し、各種利益についても同様に
過去最高を大幅に更新したため、十分合格点を付けられる決算かと思います。
さて問題の今期ですが、為替相場は直近年に比べてボラティリィが低水準で推移
しているため、当社の自動発注機能である「トラリピ」の収益機会が漸減して
しまっております。当社は月次で営業成績を開示しておりますが、足元の6月の
営業収益は直近1年間で最も低い229百万円(ちなみに前年同月は510百万円)と
激しく低迷しております。このペースだと最高益の更新は難しそうです。
ただ当社としてもこのような低ボラ相場を指を咥えて見守っている訳ではなく、
10月から持株会社化して、主力のFX事業会社の他にFX運用助言会社を新設
してぶら下げるなど、安定収益確保のために事業領域の拡大を図っています。
FX助言会社が果たしてどの程度儲かるのかは微妙ですが、ミッドタウンの
高い事務所家賃を払うためにも何とかくいぶちを確立してほしいところです。
投資判断はInlineを継続といたします。なお、会社の業績予想は非開示です。
預かり資産は昨年12月に500億円を突破し、足元では530億円を超えています。
ここだけパイが膨らんだので、あとは為替相場がひと荒れしてくれれば十分
なのですが、どうしても外部環境任せになるところがツラいところです。
なお当社は3月に東証一部に指定変更となり、2.5円の記念配当を出しています。
配当性向基準は25%水準となっておりますので、ご参考までに。
*参考記事 2014-02-15 1,267円 投資判断 Inline継続
今期は大幅な増配?クオカード優待のFX銘柄、M2J(8728)の3Qレビュー。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11772619524.html
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