低PERなクオカード優待銘柄、JKホールディングス(9896)のレビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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【9896】JKホールディングス(東証1部) 投資判断 Outperform継続

現在値 564円/100株 PER5.2 PBR0.64 3月配当優待 9月配当

合板、建材の専門商社。国内1位、シェア1割強。M&Aで業容拡大。
配当は3月9月の年2回計13円配当のため、配当利回りは2.3%となります。

JKホールディングスは株主優待制度を導入しており、100株以上保有の3月
末株主に対して、クオカードを1,000円分進呈しておりますので、配当優待
利回りは約4.07%となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 2,800億円、経常利益 22.4億円 EPS 57.2円
■2012年3月期 売上高 2,909億円、経常利益 38.1億円 EPS 69.8円 
■2013年3月期 売上高 3,000億円、経常利益 41.6億円 EPS 70.3円  
■2014年3月期 売上高 3,520億円、経常利益 57.0億円 EPS 113.5円
■2015年3月期 売上高 3,530億円、経常利益 58.0億円 EPS 106.7円 ce
□2014年9月中間売上高 1,730億円、経常利益 29.0億円 EPS 56.5円 ce

前2014年3月期は中間時点で上方修正しましたが、通期で〆てみれば更に
上ブレし、売上高から前年比で2桁%増の伸びとなり、経常利益ベースでは
同38%増、純利益では同64%増という爆発的な伸びとなりました。

この好調の原因は、ひとえに増税前の駆け込み住宅需要が炸裂したことにより
ますが、昨年の公募増資で調達した12億円による成材メーカー買収等で業績
水準の維持を図っており、今期についても昨年並みの業績を予想しております。

このように買収に積極的なことや、商社という業種上どうしても借金が多い
ことも事実ですが、手元の現金も200億円近くあることから、今後はある程度
株主還元が進むとの見通しを持っております。事実、ここ数年連続で増配
基調が継続しており、特に前期は前々期の記念配当を落とさずに更に増配を
してきたことからも会社側の還元姿勢は鮮明です。
今期も1円増の13円配を見込んでおりますが、配当性向は10%そこそこなので
まだまだ還元余力が有り余っております。

以上、投資判断Outperformでカバーを継続します。

まぁ、冷静に考えて売上高3,000億円を軽く超える業界首位の建材商社の
時価総額が150億円超というのも随分と安いものです。株価が倍になっても
PERは10倍そこそこというのは大きな投資妙味を感じます。

※参考記事 2013-12-31 588円 投資判断Outperformでカバー開始
クオカード優待銘柄、JKホールディングス(9896)の分析。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11739592072.html

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