CCCが大株主、カメラのキタムラ(2719)から株主優待が届きました! | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【2719】キタムラ(東証2部)投資判断 Outperform継続

現在値 677円/100株 PER12.1 PBR0.62 3月配当優待

写真専門チェーン最大手。デジカメ販売やプリント展開。年賀状印刷など。
配当金は3月一括の計20円で、配当利回りは2.95%となります。

キタムラは株主優待を実施しており、100株以上の3月末株主に対して
1,000円相当に自社商品券とスタジオマリオでの優待撮影券(9,000円以上相当)
等を進呈しておりますので、配当優待利回りを算出した場合約15%となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 1,445億円、経常利益 20億円 EPS 42.2円
■2012年3月期 売上高 1,350億円、経常利益 12億円 EPS 25.4円 
■2013年3月期 売上高 1,390億円、経常利益 22億円 EPS 55.2円  
■2014年3月期 売上高 1,520億円、経常利益 26億円 EPS 62.8円
■2015年3月期 売上高 1,475億円、経常利益 23億円 EPS 55.9円 ce
□2014年9月中 売上高  670億円、経常利益▲14億円 EPS▲100円 ce

前2014年3月期は消費税の駆け込み需要が炸裂したため、増収減益予想が一転
して大幅な増収増益での落着となりました。これはハード部門で高単価の一眼
ミラーレスカメラを売りまくったことが要因であり、本業の写真現像などの
イメージング部門については逆に3%以上売上高が落ちてしまいました。

出店状況については、出店45に対して退店25の純増20で1,311店となりました。
内訳ですが、現像主力のカメラのキタムラについては殆ど店を出さずに、
子供向け写真館事業のスタジオマリオとAppleサービス店などの携帯販売店
にフォーカスして店を増やしております。米コダックではありませんが、
写真現像というのはやはりオールドエコノミーであることが垣間見れます。
今はiPhoneが一台あれば十分な感じですのでキツいのは確かです。

当社としてはこの状況を打破すべく「すべての活動をプリントにつなげる」
というスローガンの下で、写真館でもiPhoneでも何でもかんでも現像に回そう
と必死に営業を推進しているのが当社の現状となります。

そんな訳で、投資判断についてはOutperformを継続いたします。

上述の通りそんなに今後に期待出来るという訳でもないのですが、それでも
全国に張り巡らせた大店舗網を持ち、高齢化社会が進む中で急にジジババの
現像ニーズが落ちることも考えずらいので、当面は食っていけると思います。

財務的にまだ余裕があるのは好材料ですが、それよりもつい最近大株主に
なったCCCとの協業には期待出来るかと思います。昨年上場したばかりの
フォトクリエイトにもCCCが大株主に躍り出ていますので、これは何か
企んでいる可能性がプンプンします。クリック&モルタル的なやつとかね。

※参考記事 2014-01-23 682円 投資判断Outperformでカバー開始
実は撮影優待券があるため高利回り、キタムラ(2719)の分析。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11755935386.html

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