
【9629】ピー・シー・エー(東証2部) 投資判断 新規Inline
現在値 1,328円/100株 PER36.1 PBR0.88 3月配当株主優待
公認会計士の有志が設立した独立系ソフトハウス。会計や販売管理ソフト。
配当金は3月末の一括31円配当のため、配当利回りは2.33%となります。
ピー・シー・エーは株主優待制度を導入しており、3月末現在の100株以上の
株主に3,000円分のクオカードを進呈しておりますので、配当優待利回りは
約4.59%となります。
業績は以下の通りとなります。
■2011年3月期 売上高 61.6億円、経常利益 7.2億円 EPS 60.1円
■2012年3月期 売上高 68.0億円、経常利益 5.0億円 EPS 11.0円
■2013年3月期 売上高 75.5億円、経常利益 3.8億円 EPS 26.5円
■2014年3月期 売上高 104億円、経常利益 11.3億円 EPS 88.2円
■2015年3月期 売上高 92.0億円、経常利益 4.8億円 EPS 40.9円 ce
□2014年9月中間売上高 40.0億円、経常利益▲3.5億円 EPS▲37.9円 ce
前2014年3月期はWindows-XPのサポート終了と消費増税前の駆け込み需要
が想定を超えたため、期中に3回も業績を上方修正するなどかなり高い利益
を残すことが出来ました。勢い余って売上高も100億円の大台に乗って
しまったことから、会社側も10円の記念配当まで出してくれました。
(注・今期はこの分の記念配を落として31円配の見込みです。)
それにしてもあれだけ湯水のごとくTVCMを流しておりながら、それら
を全てこなした上での大増収・大増益ですので、いかに駆け込み需要が
凄かったのかを理解するのは難くない話かと思います。
今2015年3月期はさすがに一服する予定ではあるものの、PCAクラウドが
確実に収益化してきていることや医療業界の向けのクラウドサービスの種まき
を始めているので、上手くいけば減益幅が縮小する可能性があります。
勿論これらの新分野にもCM広告費をジャブジャブ投入すると見られますが、
当社の場合はそれなりにCM効果があったみたいですので黙認とします。
そんな訳で、投資判断は新規Inlineでカバー開始します。
当社は上記の通り毎年の業績にはブレがあるものの、財務体質は良好です。
無借金経営ですし、利益剰余金も約95億円(現金同等物は約22億円)という
鉄壁具合です。だからといって広告代理店の懐ばかりを潤してもアレですが
余裕ある財務を原資として高い配当性向で還元してくれていますので、
ひとまず文句はないかなぁ・・・という印象です。
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