常和ホールディングス(3258)から株主優待のUCギフトカードがキター! | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【3258】常和ホールディングス(東証1部)投資判断Outperform継続

現在値 3,725円/100株 PER15.3 PBR1.84 3月配当株主優待 9月配当

東京地盤にオフィスビル賃貸が主力の不動産会社。04年に持株会社化。

配当金は年2回の合計60円のため、配当利回りは1.61%となります。
常和ホールディングスは株主優待制度を設けており、3月末の単元以上株主
に対して、3,000円分のUCギフトカードと当社ホテルの半額割引券を進呈
しております。割引券を0円計算した場合の配当優待利回りは2.41%となります。

業績は以下の通りとなります。
■2011年3月期 売上高 134億円、経常利益 25億円 EPS 252円 
■2012年3月期 売上高 129億円、経常利益 28億円 EPS 144円 
■2013年3月期 売上高 148億円、経常利益 35億円 EPS 168円
■2014年3月期 売上高 219億円、経常利益 57億円 EPS 186円
■2015年3月期 売上高 270億円、経常利益 71億円 EPS 241円 ce
□2014年9月中間売上高 138億円、経常利益 35億円 EPS 114円 ce

前2014年3月期は売上高が前期比47%増、経常利益に至っては60.5%増という
破竹の快進撃でフィニッシュとなりました。しかも経常利益は期初予想を
1割以上も上回っているため、文句のつけ様のない決算です。

2013年の2月に50億円ものエクイティファイナンスを株価1,732円で実施して
おりますが、あれから1年ほどで株価も倍以上になっていますので、公募に
応じた株主はみなさんもれなくボロ儲けという展開となりました。
当社はこうした公募で手に入れたお金を元手に多額の借金をして物件を買い
漁るハイリスクハイリターンの超レバレッジ経営ですが、今のところは非常
に上手く回転が効いている様な印象を受けます。

2014年3月期から2016年3月期の三ヵ年計画で経常利益を倍増させる予定
でしたが、この計画も1年前倒しでの達成となってしまったので、このまま
前倒し達成アピールを続けるよりも、早いローリングが待たれる状況です。


事業別の状況については、主力の不動産事業の空室率が2.4%に留まっており
物件の仕込みについても前期で14件済ませているので順調にきています。

NYの物件はよくわかりませんが、上野鈴乃屋本店ビルなどは大変貴重な出物
ですので上手く仕込めている様に感じます。他にも当社地盤の八重洲界隈や
数千億円の公募増資を行ったばかりの三井不動産のお膝元である日本橋界隈
でも物件を細かく買い集めておりますので、こういった仕込みは後々に転売
するとしても中々美味しく育つ様な印象を持っております。

以上、投資判断はOutperformを継続します

業績の飛躍的向上に伴い、有利子負債も飛躍的に拡大しているのが割引要素です。
足元の調達金利も低下傾向であるとは言え、急な利上げがあったら致命的な財務
であるという状況には違いありません。現物株でも2階建てのスリルが味わえる
銀行系という皮を被った不動産会社が当社ですので、投資は自己責任で。

※参考記事 2012-12-08 1,473円 投資判断Outperformでカバー開始
常和HD(3258)から配当金がキター!
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11419174007.html

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