

【8789】フィンテックグローバル(東証M) 投資判断Outperform格上
現在値 72円/100株 PER7.8 PBR2.30 9月配当 株主優待なし
事業再生や成長企業へのファイナンス支援を得意とするブティック型金融。
配当は9月末に50銭を予定しているため、配当利回りは0.69%となります。
なお、フィンテックグローバルは株主優待制度を実施しておりません。
業績から確認していきます。
■2010年9月期 売上高 34億円、経常利益▲26.0億円、EPS▲18.0円
■2011年9月期 売上高 69億円、経常利益 12.2億円、EPS 11.7円
■2012年9月期 売上高 20億円、経常利益▲9.1億円、EPS▲10.7円
■2013年9月期 売上高 16億円、経常利益 0.8億円、EPS 1.5円
■2014年9月期 売上高 26億円、経常利益 9.5億円、EPS 7.5円 ce
□2014年3月期 売上高 16億円、経常利益 9.1億円、EPS 8.5円
玉井社長の予告どおり、上期で大型案件のイグジットを実現しておりまして
今2014年9月期は中間段階で爆発的な業績回復を成し遂げております。
それにしてもプリンシパルインベストメントで10億円の投資回収とは、
いかにも往年のフィンテックを想起させる様なディールですね。
前期からの期ズレ案件であったこの大型案件が無事に回収出来たので、
さて今後という話になるのですが、下期は種まき中心になりそうです。
目玉は何と言ってもムーミンテーマパークの運営予定事業者であるムーミン
物語への50%出資になるかと思いますが、運営開始は3年後とかなので
回収は当分先になりそうです。今5月時点でまだ用地選定中とのことなので
ひょっとしたら遅れる可能性もありそうです。
ムーミン以外ですとサービス付高齢者住宅のアセットマネジメントや子会社
化した岡山建設・ユニハウスによる戸建分譲あたりが肝でしょうか。
本当は高級ハムのハニーベイクドハム事業やレオパレスと手を組んだ太陽光
発電事業などのネタもあるはずなのですが、報告書で触れられていないので
ほとんど進展がないものとみられます。
以上、投資判断は一段階格上げしてOutperformとします。
当社は従来から業績予想を公表しておらず、投資案件回収も平気で期ズレ
したりしますので、業績については相変らずの闇鍋感が漂っております。
それでもネタのパイプラインを豊富に揃えているとともに、年初にはメリル
相手に約20億円弱の新株予約権を発行して、資金調達に成功しています。
既に予約権については行使完了済みであり、これらの材料を踏まえると、
強い当社が戻ってくるのはそんなに遠い未来ではないかもしれません。
※参考記事 2014-03-24 1,447円 投資判断Inlineでカバー開始
闇鍋銘柄、フィンテックグローバル(8789)の研究。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11636114171.html
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