現在値 1,214円/100株 PER21.7 PBR1.07 2月優待配当8月優待
テレビ通販企業に媒体選択や販促企画、コールセンター斡旋など。
配当金は期末一括の20円で、配当利回りは1.64%となります。
トライステージは株主優待制度を導入しておりまして、単元株以上の株主に
クオカード1,000円分を2月8月の年2回進呈しておりますので、配当優待利回り
を算出した場合約3.29%程度の利回りが確保できます。元々当社の優待制度は
年1回権利でしたが、昨年から拡充して年2回権利になっております。
さっそく業績から確認していきます。
■2011年2月期 売上高 375億円、経常利益 32.3億円、EPS 254円
■2012年2月期 売上高 348億円、経常利益 19.8億円、EPS 153円
■2013年2月期 売上高 338億円、経常利益 5.0億円 、EPS 33.5円
■2014年2月期 売上高 360億円、経常利益 7.7億円 、EPS 50.4円
■2015年2月期 売上高 361億円、経常利益 7.8億円 、EPS 56.8円 ce
□2014年8月中間売上高 161億円、経常利益 2.0億円 、EPS 13.4円 ce
前2014年2月期は大きく落ち込んだ前々期と比べると反発はしたものの
計画比では売上高で約3%未達、営業利益では約7%未達ということで、
物足りなさの残る数字となりました。中間時点まではわりと堅調に推移
していたのですが、期末にかけて大きく落ち込み、2月単月の売上高は
前年比▲23%の仕上がりとなったため、貯金を食いつぶしてしまいました。
今期についても中期経営計画上は売上高450億円を予想しておりましたが、
今回の決算のタイミングで400億に減額修正しています。この数字は上記
業績推移記載の公表値を超過しているため、社内目標値と思われます。
いずれにせよ今期は売上も利益も新規顧客の増分を見込んで数字を立てて
おきながら、現実的には前期と変わらない数字であるため見た目以上に
苦しい状況であることは間違いない様に思います。
そんな訳で当社の業績低迷によりテレビ通販はオワコンということが証明
されてしまうのですが、当社としてもただ座して死を待っているという訳
ではなく、ブレインパッドと協業でオフラインアトリビューションという
仕組みでテレビ認知からネット購買に至るプロセスの可視化を図っています。
(どうやって効果測定しているのかは良く調べていないので知りません)
これら施策等も勘案し、投資判断はInlineを継続とします。
実際テレビってまだまだ影響力あると思うのですが、リアル小売業で例える
ところのショールーミングを食らってしまっているのが当社だと思います。
このままだとガラケー時代の栄光にしがみついて売上が順調に溶けて行く
ザッパラスと同じ様な感じになってしまいますので、上述したオフライン
アトリビューションは当社の今後を占う上非常に重要なキーとなります。
ちなみにザッパラスも当社も財務だけは良いんですよね。その財務の良さ
が逆に緊張感を薄くさせてしまっている部分があるのかもしれません。
※参考記事 2013-11-26 投資判断Inlineでカバー開始
拡充のクオカード銘柄、トライステージ(2178)の研究。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11711691719.html
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