特に居酒屋の評価に於いて顕著だと思われるのですが、個人店が評価され
チェーン店などはちょっと敬遠にされる傾向にあるように思います。
私のカタギの会社でも宴会どころかちょっとした飲み会にチェーン店でも
選ぼうものなら、「センス無い」だのなんだのでたちまち炎上です。
別に毎回そうしようと言っている訳でもないのにプライドが許しません。
会社の人だけではありません。学生時代からの友人であっても例外ではなく、
学生時代にあれだけ安い居酒屋で飲み歩いた友人であっても、30代にもなる
とチェーン店に行こうとすると嫌がられます。「いい大人なんだから和民は
ねえだろ」的にこちらがたしなめられてしまうこともありました。
そんな彼らが贔屓にするのは会社の違う人に教えてもらった美味しい店とか、
食べログで高評価の店とか、とにかく個室だけしっかり作ってある店とか
まぁそんな感じの店が中心となります。
もちろんそれらの店は相応にユニークなのでしょうから否定はしません。
その店でしか食べられないものなども当然あるでしょう。でも往々にして
店の客単価とパフォーマンスとのブレが激しい様に思います。もっと具体的
に言うと、創作料理風味や半個室風味で単価5~6千円超とかそういう店です。
はっきり言ってそういう店であれば、和民とはいかないまでも坐・和民で
あれば3千円くらいで似た様な効用が得られると思います。そもそもの話、
大手チェーンはあらゆる食材や酒類をはじめとして全国で一括調達したり
農園や最近では養鶏場や買参権まで持ったりしてますので、既にコスト
メリット以上の次元まで到達しているチェーンもあります。そのため個人店
が自前のユニーク性で勝つのは「銅のつるぎでりゅうおうを倒す」くらいの
難しさだと思います。勿論パラメータ最大ならたまに勝つこともあるとは
思いますが、人知れず閉店されるパターンもかなり多いでしょう。
で何が言いたいかと言うと、厳しいデフレを乗り切っていることもあって、
外食チェーン店がかなり筋肉質になっているので、個人店との差は相当
縮まっている様に思います。言い換えればユニークな個人店にはそれなりの
プレミアムを支払っているということになり、割高感が強いということです。
ちなみに先の会社の人の話に戻ると、和民は学生の時以来行ってないそうです。
つまり、その方の和民への評価は学生時代からフリーズドライされている可能性
もあるので、ひょっとしたら和民側のアピールが足りないせいかもしれません。
結局つらつら書いているうちにいつもの和民贔屓論になってしまいましたが、
結論は「変に気取ってないで、割安で質の上がった外食チェーン店を活用しろ」
ということです。これは100%私個人の考え方ですが、飲み会は何処で飲むかより
誰と飲んで何を話すかがはるかに重要だと思います。
だから飲み会なんて、ハブのハッピーアワーで激安ジントニックを飲むだけで
十分なんじゃねぇのというのが最終回答であり、本日の極論アワードとなります。
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