茨城系カジュアル衣料優待銘柄、ライトオン(7445)のレビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【7445】ライトオン(東証1部)投資判断 新規Inline

現在値 698円/100株 PER24.3 PBR0.56 2月配当8月配当優待

ジーンズカジュアルチェーン大手。全国のSC中心に出店。

配当金は2月8月の年2回計20円で、配当利回りは2.86%となります。
ライトオンは8月に株主優待を実施しており、100株以上の株主に対して
3,000円分の株主優待券を進呈しており、配当優待利回りは約7.16%です。

業績を確認していきます。
■2011年8月20日期 売上高 806億円、経常利益 21億円 EPS▲66円
■2012年8月20日期 売上高 853億円、経常利益 40億円 EPS 70円 
■2013年8月20日期 売上高 834億円、経常利益 34億円 EPS 62円  
■2014年8月20日期 売上高 800億円、経常利益 22億円 EPS 28円 ce
□2014年2月20日中間売上高 415億円、経常利益 20億円 EPS 38円

今2014年8月20日期は残念ながら、中間段階で下方修正となりました。
理由は昨年末にかけて暖冬だったことで、利幅の大きな重衣料?が
伸び悩んだことは主な理由となります。トップラインで予想比7.7ptも
落ち込んでますので、その分利益にヒットしても仕方ありません。

通期の経常利益は期初予想比で45%減の22億円を見込んでおりますが、
下期の既存店売上は96%想定のため、たとえ中間時点で20億円計上しても
まったく予断を許さない状況です。

足元の既存店売上高は、当社の月次において駆け込みの反映される4月で
97.4%であるものの、その前の3月はまさかの80%(!?)で着地していて
超ブレブレですので、枯れる5月(4/21-5/20)の月次が注目となります。

当社の救いは財務で、有利子負債が110億円あるにも拘らず、現金がその倍
の220億円くらい積み上がっており、かなり磐石な経営であることです。
そのため、今回の利益半減修正でも配当予想は余裕で維持されました。

以上、投資判断はInlineでカバーを開始します。

標題を茨城系、としたのは水戸本店のアダストリアを意識してます。
ともに財務が比較的良いのが売りなのですが、アダストリアはいつの
間にか好財務状態とは遠い感じの普通の会社になってしまってますね。

ちなみにアダストリアは主力行も三菱UFJ&常陽(※両行は親密行)、
主幹事も野村のためまるかぶりです。茨城本社の上場企業は少ないので
両者には是非頑張ってほしいものです。当社の他でつくば市本社の会社
にはカスミ、ワンダーコーポレーション、サイバーダイン等があります。

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