決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価していきます。
ちなみにこれは毎回そうですが、ホールドの有無は関係ありません。
それではじゃんじゃん行きます。
①ピー・シー・エー(9629) 場中 本決算 配当修正 △
前期は増税前の会計ソフト更新需要と、ウィンドウズxpの切替え需要により
上方修正を連発、落着は売上高は38%増・経常利益も196%増まで伸びました。
あれだけアホみたいにCM打ってこんなに利益残るとは驚きを隠せません。
流石に今期は反動減も、前々期比では増収増益となっており意外と健闘。
終わった前期は記念配当が10円上乗せ、今期は記念配当落とすも31円予想。
好財務を原資とした余裕のタコ配が今期も期待出来ます。
②東京放送ホールディングス(9401) 本決算前修正 配当修正 ○
事前予想比で経常利益が2桁の上ブレとなる160億円→180億円へ修正。
主力のタイム収入に加えて、グループ全体として伸びたとのこと。
「東通」の負ののれん特益30億円のっけて、通期配当を16円→19円に増額。
Bizタワー等の不動産事業でもそこそこ稼げていそうな感じですね。
③足利ホールディングス(7167) 本決算 △
前期は株式売却益などが効き、会社予想比で上ブレで着地。IPO時の
公表数値はキッチリ守る。今期は優先株の重い配当負担が消えるため、
配当を4円→8円と倍増もこれは想定内か。中間配当も実施とのこと。
今期は株売却益ないため経常36%減も、業績以外で注目されそうです。
④阿波製紙(3896) 本決算 ×
前期は期初予想未達、年初の修正値あたりでの落着となりました。
本邦では自動車メーカーの調子が良いので、部品メーカーなどもそこそこ
数字が良いところも目立ちますが、当社の自動車関連資材はいまひとつ。
今後は水事業に期待ですが、いかんせんセグメント比率が低いのが難。
配当予想はまた見送り、誤配当事件がまだ尾を引いている雰囲気です。
⑤イーグランド(3294) 本決算 配当修正 △
前期は年初3Q公表時点で上方修正した水準で着地。もう一発修正含み
だったのですが、あれからの数字の上積みは殆どありませんでした。
直近IPOで予算を守った一社であることは評価したいところですが、
今期予想が意外にもかなりショボく、売上高こそ2割以上増えるものの、
利益はヒトケタ成長の様です。配当も記念配こそ10円だけ出たものの、
配当性向は10%止まりで物足りなさは否めず。EPS400円なのに40円・・。
⑥ディア・ライフ(3245) 2Q 自社株買い △
1Q時点で高い通期進捗率をみせたものの、2Q中間は1Qと殆ど変わらず。
通期の会社予想は保守的だと思っていたのですが、俄然会社予想通りの
数字くらいで収まってしまいそうな雰囲気もしてきました・・・。
人材事業は業界が好況なので良しとしても、カレーの王様の出店支援
といった微妙なお小遣いも始めている様です。自社株買いは超軽微。
⑦イヌイ倉庫(9308) 本決算 合併 △
前期も業績予想をコロコロ変えて、結局は6割程度の経常減益で落着。
おとなしく勝どきの賃貸マンション等の儲かる業務だけやっていれば
良いのですが、当たり外れの大きそうなシェアハウスで赤字を出したり
必要のない微妙な色気を感じます。しかもやっとこさ今期は大幅な収益
改善予想が出てきたのに、ふと思い出したかのように乾汽船との合併も
同時に発表され、どう評価して良いのか分からなくなりました。
⑧第一興商(7458) 本決算 △
相変らず良くも悪くも安定した決算です。来期予想も並み。
配当金予想は期初時点では65円で据え置いたものの、順調なら期中で
5円増配があるかもしれません。当社はとても安心感があるんですが、
短信の数字がどっしり座っている感じであまり面白くはないですね。
⑨タカラレーベン(8897) 本決算 自社株 ○
前期は予想を上回り、売上高が10%増の719億円・営業利益が54%増の97億円
と最高益水準となりました。前期はモーサテでガンガンCMやってる太陽光
発電マンションを売りまくって3年連続供給首位になったり、管理会社の
レーベンコミュニティも外注比率が伸びたりといいことずくめでした。
今期も勢い落ちるも最高益更新見込み。自社株15億(4.3%)と配当金で
総還元性向は3割目標とのことなので、PERも低い今はねらい目か。
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