決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価していきます。
金曜日は量が多かったので、ひとまず雇われリーマンには対応がしんどい
場中開示企業から確認していこうと思います。
①アイネット(9600) 本決算 場中 △
売上高のみほぼ期初予想線の225億円を確保したものの、営業益・経常益は
1割以上の予算未達での落着となりました。前々期やり過ぎたにも拘らず、
前期も欲張って予想しましたが残念でした。5%程度の増収増益は確保。
今期は約1年遅れのペースで数字を作りにいくものの、配当はさらに3円
上積みして年間30円配へ。利回りが4%超になったのだけは評価したい。
②ホットマン(7989) 本決算 場中 ×
3月本決算の会社が3月20日に上場して、予想利益を1割以上ショートするの
は会社としての資質が疑われます。小売業なのにたった11日間の予想も
まともに出来ないのでしょうか?本来であれば駆込需要でタイヤを売り
まくって、上方修正や記念配当でも出すのが筋かと思うわけですが、
既に公知である優待情報を改めて出して来る会社の姿勢は疑問です。
③デリカフーズ(3392) 本決算 場中△
売上高は期初予想をそれなりに上回る水準も、利益は台風による野菜高騰
の影響で2割ほどショートして落着。トップラインが順調に好伸している
のでまぁ仕方ないかなというところ。今期は前期に出来なかった分の数字
以上にやる様で、約5割の大幅増益見込です。1円増配の15円配を予定。
④東洋ビジネスエンジニアリング(4828) 本決算 場中 配当修正 △
中間時点の修正予想から、利益は2割程度上積みしてフィニッシュです。
売上高段階から2桁の増収のため、前期の数字は良い仕上がりでしたが、
今期予想が微妙で2桁の減益転換となります。受注高はまずまずです。
足元の株価が急騰していたこともあり、株価的には嫌気された格好。
⑤家族亭(9931) 完全子会社化 場中 ×
既にH2Oリテイリングが圧倒的支配株主ですが、ついに株式交換による
完全子会社化が発表されました。しかも交換比率がまさかの等価のため
H20サイドはずっと頃合を見計らっていたとしか思えません。
こんなことになるなら優待が無くなってしまう?分、家族亭の株のままで
良いという株主の方も少なくないでしょうね・・・。
⑥安田倉庫(9324) 本決算 場中 △
前期は微増収・微減益の微妙決算です。今期は微増収・微減益を計画して
おりますが、大体こんな感じに収まるかと思います。当社については
もう業績どうこうより、ベイエリアの不動産とかヒューリック株とかの
色々な意味での含み資産により株価が動くので、業績は無視方針で。
英文社名を変えて郵船ロジスティクスみたいな社名にする様です。
⑦AOKIホールディングス 本決算 場中 △
最近業績修正していたばかりなので、ほぼ想定線の2桁の増収増益で着地。
焦点となる来期は1桁の増収増益が継続となり、ペースが若干落ちるか。
配当は分割修正して33円から36円へ連続増配予想も、同業の青山商事が
大き目の記念配当と自社株買いを開示しているので、当社はかすむ感じ。
⑧大日本コンサルタント(9797) 3Q 場中 △
現段階で8億円の営業赤字。当社は官公需多く、利益が4Qに偏重するので
正直読めないものの、売上高は前年同期比で7割増と大増勢ペース。
営業赤字幅も大幅に縮小しており、受注残もそれなりに確保している感じ
のため、4Qで末足炸裂して上振着地なんてこともあるかもしれません。
特に同業が凄まじい好決算を連発しているので、悪い訳ないですね。
⑨ギガプライズ(3830) 株主異動 場中 -
当社の創業者の下津氏が株の保有割合を13.9%から9.3%に減らした様です。
ちなみに同開示情報の掲載事項を確認すると、どうやら下津氏は市川市菅野
にお住まいの様です。我が家と近いな・・・。
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