適時開示メモ集②(自分用)/投資戦略アウトルック(2014.5.3) | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

■適時開示メモ その2
決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価していきます。
今シーズンは2回目ですが、あと何回出来るでしょうか・・・。

①エディオン(2730) 本決算修正 配当修正 場中 ○
増税前の駆込がフル寄与し、営業利益65億円→137億円とまさかの倍増。
前期末配当も10円→12円に2円増額し、通期は22円配当へ修正。
ここ数年間20円配当でしたので、今期も22円配当維持が期待されますが、
ただ当社は小売でも3月決算のため、今期は駆込寄与が一切ないのが残念。

②クリエートメディック(5187) 1Q 場中 ×
12月通期は微増収・増益の予想ですが、1Q時点では減収・赤転という結果。
ただ中間段階では3割以上の減益を見込んでいるので想定線とも言えますが、
自社販売などの単価下落は気になります。中国は良い様ですが・・・。

③KSK(9687) 本決算  △
通期決算は微増収ながらも、利益は微妙に予算に足りなかったため、
経常利益は数年来の巡航水準である8.5億円程度に落ち着きました。
業績より注目の今期配当は、記念配当を落とすため前期比6円減の24円となり
ました。記念配15円全落とし観測もあったため、30%基準の24円でなんとか
踏みとどまったのは素直に評価出来ると思いますがどうでしょうかね?

④クロップス(9428) 本決算修正 ×
一部昇格後最初の通期決算ですが、再増額どころか予算ショートです。
減額幅自体は大したことないのですが、修正予算を守れなかったため、
記念配などによる配当増は見送られる公算が高くなってしまいました。
そもそも駆込需要が期待出来る業種で増額どころか未達は印象悪いです。

⑤中部鋼板(5461) 本決算 ○
最終的に期初計画を減額後の金額よりは上振れして着地しました。
今期は売上高で500億円台乗せ、経常利益は倍増の17億円と通常ペースに
戻る見込みではあるものの、構造的にキツい電炉なので確度は微妙。
そえでも好財務を原資に中間配当4円を見込んでいるので、評価はマル。

⑥ジェイアイエヌ(3046) 4月月次 ××
増税の駆け込みの反動で、既存店28.4%減。
ユニクロの既存店がプラスで、百貨店ですら10%強の程度の落込で済んで
いるのでちょっとこれは酷い数字ですね。

⑦ワタミ(7522) 本決算修正 ××
通期見通しを再減額し、営業利益50円→29億円に修正し、その他にも外食の
減損や繰延税金資産の取り崩しで最終赤字は50億円まで修正しました。
外食・宅食・介護全てのセグメントで計画割れしたのはやヴぁいです。

ブラック企業との批判に対して、(不採算店舗ばかりの)大量閉店で対抗
したので、この際に全部膿み出ししてすっきりさせるつもりと思われます。
ちなみにワタミみたいな大きな会社でこれですから、外食や介護の中小型株
に投資している方は、対岸の火事と片付けない方がよろしいかと思います。

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