今年は見せ場らしい見せ場もないまま、5月を迎えてしまいましたね。
私はパフォーマンスを意図的に集計していないので正確ではありませんが、
資産残高などから察する限り、年初から若干のマイナス圏で推移している
様な印象を受けています。
チムニーのTOB応募やその他の優待株がジリジリ尻上がりになったり、
値を保ったりしているのはプラスに働いていますが、反面アダストリアや
少量ながら手を出していたバイオ株で軒並み捕まっていたりするため、
トータルではマイナスといった感じです。
さて本題に戻ってSell in Mayですが、今年は年初から既に調整しているので
関係無いという意見と、やっぱりアノマリー通りに調整するという意見で
割れていますが、個人的なスタンスとしては後者のアノマリー寄りです。
もちろん私の予想なんか外れてほしいのですが、先にも述べた調整完了説や
日銀の追加緩和等を拠り所として買いにいくのはやや楽観的かと思います。
特に気になるのは個人投資家のエネルギーがかなり低下していることで、
主力ネット株やバイオ株に反転の兆しが殆ど見えないことや、ブロガー系
銘柄(アメイズ・薬王堂・ウチヤマなど)でも相応の換金売りが出ていて
ちっとも騰がらない点は微妙です。ウチヤマは足元ではちょっとマシに
なってきましたが、アメイズは2桁超の成長力がありながらPER10倍少々で、
配当3.5%程度まで放置されています。ここまで物色の手が回ってこない
ということは、個人に余力がないことの証左であると考えております。
他にも昨年5月のトラウマが強すぎて警戒している向きも少なくなくて、
みな一様に様子見を決め込んでいたとしても株は騰がらないと思います。
昨年はSell in Mayなんて関係ないと思われていたのに、突如下旬になって
クラッシュしたのでネガティヴな印象が鮮明すぎるのもマイナスです。
そんな訳で、5月もあまり強気にはなれませんので、優待株や高配当株でも
買いながらのらりくらりとかわして行こうかと考えております。
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