初配当が決定、シンプロメンテ(6086)の本決算レビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【6086】シンプロメンテ(東証マザーズ)投資判断 新規Inline

現在値 1,243円/100株 PER17.2 PBR2.73 2月配当 株主優待なし

店舗メンテ専業。居酒屋、回転ずしなど外食チェーン向け主体。

配当金は2月の年1回10円で、配当利回りは約0.80%となります。
シンプロメンテは株主優待を実施しておりません。

業績を確認していきます。今期中間はce非公表です。
■2011年2月期 売上高 16.8億円、経常利益 0.05億円 EPS 14.0円
■2012年2月期 売上高 24.8億円、経常利益 0.7億円 EPS 28.6円 
■2013年2月期 売上高 28.7億円、経常利益 1.02億円 EPS 40.3円  
■2014年2月期 売上高 36.7億円、経常利益 1.78億円 EPS 73.5円
■2015年2月期 売上高 42.0億円、経常利益 2.20億円 EPS 71.8円 ce
□2014年8月中間売上高 21.5億円、経常利益 1.20億円 EPS 40.5円 四e

当社は昨年12月の集中上場期にIPOしたばかりの会社で、今回が初めての
本決算となりました。数字自体は上場時公表のものに大して売上高が微減、
経常利益では10%程度ショートして着地となりました。

3Q時点で既に進捗が微妙だったので、まぁこんなものだろうという感じでは
ありますが、今回の決算までの業績予想期間が短い中で強めの予想で上場して
からの下ブレ着地ですので、印象としては減額幅以上にネガティブです。

さすがに会社側もちょっとは気にしたのか、既に締まっている前期分から
10円の初配当と5円の上場記念配当の利益処分も一緒に公表しています。
注目の今期予想は売上高で約15%増、経常利益約23%増ということで、
四季報予想並みの数字は出してきましたので、週明けは下方修正と好材料と
で綱引きとなるかと思いますが、評価はかなり微妙だと思います。

ただ、当社はストック型ビジネスである点は評価しなくてはいけません。

外食店舗のメンテナンスというのはそれなりのノウハウも必要である以上に
スピーディーな対応が求められます。当社は全国に4,600社の協力業者で
ある専門の「メンテキーパー」を抱えており、全国の26,000店舗に対して
機動的な顧客対応を行っており業界では頭一つ抜けた地位を確立しています。

顧客にはすかいらーくやスシロー、コロワイド、壱番屋などの有力外食企業や
AOKIや西松屋などの小売業のビッグネームを既に山の様に抱えており、
こうした太い顧客層から定期的にお金が入るため、経営に安定感があります。

投資判断は新規Inlineでカバー開始します。

上場前に比べて、足元では受託店舗数の伸びが緩くなっていることが気掛かり
でしたが、今期の利益成長率がひとまず2割を超えているのでセーフです。

株価水準については某推奨により鬼の様に同意付いたことがネットでは話題
となっているようですが、全体相場の調整によりトーンダウンしてきました。
なにぶん時価総額が相当小さいので、先週の様な荒っぽい動きになることも
間々ありそうですね。。

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