
【3284】フージャースホールディングス(東証1部)投資判断 新規Outperform
現在値 586円/100株 PER4.9 PBR1.01 3月配当9月配当 株主優待なし
埼玉、千葉等首都圏地盤にマンション分譲。『デュオ』等シリーズ展開。
配当は3月9月の合計12円で、配当利回は2.04%となります。
フージャースホールディングスは株主優待制度を実施しておりません。
昨年3月から持株会社に移行したため、証券コード"8907"は廃止となりました。
新しい証券コードは"3284"で採番されたため、エストラストとトラストホールディングス
という福岡・山口の新興マンデベ軍団にコード順で取り囲まれる形となりました。
慣れ親しんだ"8907"と打ち込んでヒットしないことを含め、隔世の感を感じます。
業績を確認をしていきます。
上述の通り、持株会社に移行したため2012年3月期以前は"8907"の決算値です。
■2011年3月期 売上高 86.5億円 経常利益 19.4億円 EPS 83.3円*
■2012年3月期 売上高 210.4億円 経常利益 47.0億円 EPS 169.9円*
■2013年3月期 売上高 329.5億円 経常利益 60.1億円 EPS 176.6円*
■2014年3月期 売上高 370.0億円 経常利益 65.0億円 EPS 118.8円 ce
□2013年12月3Q 売上高 198.0億円 経常利益 35.9億円 EPS 70.0円
リクルートコスモス出身で同根のゼファーは潰れてしまい、ゴールドクレスト
もそこそこという感じですが、その中で当社はかなり気を吐いています。
ミニバブル最盛期には及びませんが、現在の成長モメンタムは当時の勢いを
十分感じさせるとともに、地味に割安なところまで当時とそっくりですw
今14年3月期も3Q決算まで終了し、例によって進捗率は大したことありませんが、
契約進捗率は既に99%を超えるところまできており、今期の数字は見えています。
財務的にもかなり安定しており、有利子負債170億円に対して、手元現金が
110億円近くもあり、自己資本比率も40%を超えている様な状況です。
投資判断は新規でOutperformといたします。
あと2ヶ月で締まる今期PERが4倍台ということで、十分買い水準ではあるのですが
なんと言っても消費税増税が控えていることは非常にネガティヴです。
特に当社のマンションを購入する顧客層は消費税増税にはビビッドに反応し、
駆け込み買いをする人達が多いと思われますので、反動は小さくないでしょう。
業界全体としては1月のマンション販売が急速に落ち込んだことも気になります。
それでも当社の場合は指標で見ると絶対的に安いのと冒頭にも記したとおり、
ミニバブル生き残り組であるので、この局面をクリア出来ると考えております。
親分のリクルートコスモス(コスモスイニシア)が虎の子の優良管理会社である
コスモスライフを大和ハウスに取られた挙句、結局本体も傘下に入ってしまって、
「軒先を貸して母屋を取られる」状態になったことを鑑みれば、非常に立派です。
古くからの投資家さんもお好きな方が多いので、是非頑張って欲しいですね。
あと優待にクオカードの1枚でも出せば、株価はいつでも騰がると思います。
*写真のクオカードは私が新卒の時にフージャースの採用面接を受けて、
その際アンケートを記入して貰った物です。こんな感じの優待お待ちしてます!
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