日高屋に押されがちなラーメン屋、幸楽苑(7554)に行って来た! | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。


【7554】 幸楽苑 (東証1部) 投資判断Inline

現在値 1,403円/100株 PER256 PBR2.50 3月配当優待9月配当

福島を本拠地にラーメンチェーン『幸楽苑』展開。郊外型店舗多い。

配当金は年2回、合計20円配当のため配当利回りは1.42%となります。
また幸楽苑は3月の単元以上株主に対して、2,000円の当社運営店舗の食事券を
進呈していますので、優待利回りは約2.84%となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 339億円、経常利益 20.2億円 EPS 40.7円
■2012年3月期 売上高 351億円、経常利益 20.7億円 EPS 47.9円 
■2013年3月期 売上高 360億円、経常利益 7.0億円 EPS 4.0円  
■2014年3月期 売上高 367億円、経常利益 8.4億円 EPS 5.6円 ce
□2013年9月中 売上高 181億円、経常利益 1.9億円 EPS ▲1.7円

ここ数年で売上高は350億円を超えてきましたが、ペースは緩やかです。
かつては飛ぶ鳥を落とす勢いで、アナリスト評価も高い日本一のラーメンチェーン
だったはずですが、円高と人件費高騰に苦しむ普通のラーメン屋になってます。

今期も中間決算の段階では、売上高段階からの減収減益となっており、
昨年大きく落ち込んだ通期利益水準の達成すらかなり難しい状況となっております。
出店自体も前期の46店と比べ、18店と少ないのも影響していると思われます。

唯一希望の光があるとすれば、足下の既存店売上高が3ヶ月連続で100%を超過して
きているため、下方修正が来ても修正幅が改善する見込みが出てきていることは
素直にアップサイド評価しても良いと考えております。

と、いうことで投資判断はひとまずInlineとします。

基本的にはよくある優待株なので、3月の期末権利までは業績関係なく株価は一本調子で
上昇基調を辿るものと思われます。

当社は再び成長軌道に乗るべく、先行する大戸屋などから周回遅れでタイ王国に
海外1号店を出店するなどの施策を打ってきています。タイ王国は今や空前の日本食
ブームですので、目の付け所は良いのですが、大戸屋と違って高単価を取れる業態
ではないので、当社の出店ペースを勘案すると収益に結びつくのは相当先かと思います。

それでもまぁ、タイの人はラーメン好きそうなので当社には頑張って欲しいですね。
(日本食文化を世界に広めて欲しい日本人的な意味で。)

※久々に訪店したら、内装がかなりきれいになっており、女性客も多かったです。
 改装に結構カネを使ってる感じですが、海外展開より費用対効果が高いと思います。

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