現在値 321円/100株 PER7.8 PBR1.91 3月配当優待 9月配当
1都3県(埼玉、千葉、神奈川)で第1次取得者向けマンション分譲。
配当金は3月9月の年2回4.5円で、配当利回りは1.4%となります。
タカラレーベンは株主優待を実施しており、100株以上の3月末株主に対して
おこめ券を1枚進呈しておりますので、配当優待利回りを算出した場合は
約2.77%となります。
業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 468億円、経常利益 55億円 EPS 42.0円
■2012年3月期 売上高 551億円、経常利益 50億円 EPS 29.1円
■2013年3月期 売上高 649億円、経常利益 57億円 EPS 33.6円
■2014年3月期 売上高 722億円、経常利益 87億円 EPS 43.7円 ce
□2013年12月3Q 売上高 382億円、経常利益 29億円 EPS 16.9円
リーマンショックの後は青息吐息だった当社も随分持ち直してきましたね。
売上高も毎期100億円位のペースで順調に積み上げてきており、都心部や財閥系の
マンションは高くて買えないサラリーマンの受け皿として、郊外の割安物件を安定的
に供給しているマンデベとしては筆頭格の雰囲気さえ漂っています。
今2014年3月期は5割もの経常増益を予定しているにも拘らず、昨日発表された
決算を見てみると、通期予想比の進捗率が3割程度とかなり悪い状況です。
前期は同じ3Q時点で既に経常55億でしたので、見え方的には嫌気されると思います。
ただ、当社は昨年の10月末に売上高ベースから最終利益に至るまで、それぞれ微妙
に上方修正してきており、3Q時点の契約進捗率98.7%に達しているため、数字自体は
ほぼ間違いなく達成してくると思われます。ちなみに来期の契約率も既に32%に
達しているため、来期も引き続き堅調な業績が予想されます。
また、子会社のタカラアセットマネジメントによる太陽光発電事業やタカラ不動産
投資顧問による官民ファンドなど、色々手を出してきて”プチ大和ハウス”の様な
状況となっております。特に当社が全くカラーの違う森ビル系の老舗サンウッドを
持分法にしてきた点は非常に特徴的で、図体がデカくなっても垢抜けない大和ハウス
がリクルートコスモス(コスモスイニシア)を傘下に納めて、満足している様と非常に
似かよった印象を受けます。買収で田舎コンプレックス解消・・・みたいな感じです。
異業種で例えるとイオン→パルコ、みたいなところでしょうかね。
肝心の投資判断については、ひとまずInlineとします。
当社は2010年に47億円のライツイシューをやって、まぁまぁ成功させたりしており、
老舗の手堅さもありながら、意外とチャレンジングな姿勢を見せている点等は、
そこそこ評価出来るマンデベであると言って良いと思います。
ただこれから当社が得意とする郊外の仕入れも難しくなることや、地盤の東日本で
の建築費はこれからも高騰間違いなしですので、環境的には厳しいと思います。
水戸や仙台で仕入れ積極化しているんですが、シーズクリエイトの末期の姿を
見ているようで、個人的にはそこがちょっとひっかかります。
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