実は撮影優待券があるため高利回り、キタムラ(7506)の分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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【2719】キタムラ(東証2部)投資判断 新規Outperform

現在値 682円/100株 PER12.2 PBR0.70 3月配当優待

写真専門チェーン最大手。デジカメ販売やプリント展開。年賀状印刷など。
配当金は3月一括の計20円で、配当利回りは2.93%とまずまずです。

キタムラは株主優待を実施しており、100株以上の3月末株主に対して
1,000円相当に自社商品券とスタジオマリオでの優待撮影券(9,000円以上相当)
を進呈しておりますので、配当優待利回を算出した場合は約15%弱となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 1,445億円、経常利益 20億円 EPS 42.2円
■2012年3月期 売上高 1,350億円、経常利益 12億円 EPS 25.4円 
■2013年3月期 売上高 1,390億円、経常利益 22億円 EPS 55.2円  
■2014年3月期 売上高 1,440億円、経常利益 21億円 EPS 50.3円 四e
□2013年9月中 売上高  674億円、経常利益 ▲9億円 EPS -.--円

iPhoneなどの普及により、わざわざ写真を現像に出す向きは減っているのかと
思いきや、業績は思いのほか健闘していますね。

今中間期はマイナスですが、前中間期もマイナスで着地していますので、
そんなに気にするほどではないかと思います。とはいえ、赤字幅は拡大ながら
今期の通期予想は据え置きしているので、修正は覚悟しておく必要ありかと。

さてそんな当社ですが、アップルの認定店を取得してスマホ販売に注力したり
スタジオマリオという何処かで聞いたことのある様な名前のこども写真館を
周回遅れでパ○リ展開したりと、業界シュリンクに必死に立ち向かっています。

当社の場合は元々写真店なので、スタジオマリオで撮影してもらった七五三などの
写真を、年賀状プリントなどでフルハウス展開するのは理に叶っていますね。

また、足下では自己株式100万株をCCC相手に処分して資本・業務するなど、
古参の写真屋にしては非常にいいフットワークを見せています。

そんな訳で、投資判断Outperformでカバーを開始します。

投資に当たっての能書きは上記の通りですが、当社は今となっては数少ない
高優待利回り銘柄のひとつであり、時価総額100億円台というのは格安です。

NISAで買いやすい銘柄であり、買う人しかいなければ下がらないと思います。

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