クオカード優待銘柄、JKホールディングス(9896)の分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【9896】JKホールディングス(東証1部)投資判断 Outperform

現在値 588円/100株 PER6.9 PBR0.75 3月配当優待 9月配当

合板、建材の専門商社。国内1位、シェア1割強。M&Aで業容拡大。

配当金は年2回の合計12円で、配当利回りは2.04%となります。
JKホールディングスは株主優待制度を導入しており、3月末の単元株
以上の株主に対して1,000円分のクオカードを進呈しておりますので、
これらを合算した配当優待利回りは3.74%となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 2,800億円、経常利益 22.4億円 EPS 57.2円
■2012年3月期 売上高 2,909億円、経常利益 38.1億円 EPS 69.8円 
■2013年3月期 売上高 3,000億円、経常利益 41.6億円 EPS 70.3円  
■2014年3月期 売上高 3,250億円、経常利益 52.0億円 EPS 85.2円 ce
□2013年9月中 売上高 1,647億円、経常利益 29.4億円 EPS 60.4円

商社のため売上の嵩が大きいものの、確実にサヤを抜いて利益にしてます。

今2014年3月期は特に調子が良く、9月中間期の期初経常利益は16億円予想
に過ぎなかったのにも関わらず、フタを開けてみれば29億円での落着でした。
とりあえず中間期で上積みした分のみ、通期上方修正をしております。

基本的に当社の業績は住宅の着工件数に大きく左右される面が大きく、
仕入れる輸入建材も円安の影響をモロに受けるといった具合です。

ただ当社としても手をこまねいている訳ではなく、10月に秋田の集成材製造
の宮森という会社を買収して、さらに売上高を80億円オンしてきました。

そしてこの買収資金の手当てのために、今月約8%の希薄化をともなう
エクイティ(と売出)を実施してきており、攻めの姿勢が顕著です。
当社は古い会社で、直近10年以上はエクイティはやっておりませんので、
ある程度覚悟を持っての実施だと考えられます。

ということで、投資判断をOutperformとしてカバー開始いたします。

そもそも商社ということもあって、多少増資したところで6倍台のPERは
絶対的に割安であり、これだけで十分買い材料です。

更に配当も7円(12年3月)→記10円(13年3月)→予12円(14年3月)と
積み増してきていることも、株主還元姿勢の変化が読み取れます。
これでもせいぜい配当性向20%弱なので、更なる上積みも期待できます。

ただ折角自社株買いしたのに、速攻で売出というのは微妙ですがね。。

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