バイオはパチンコ過ぎて無理。
こちらはネットでは著名な某凄腕投資家さんが言われた言葉です。
ご自身で罹患されていたこともあり、この手の分野をかなり勉強されおり
それでありながらこのご発言なので、かなり重みのある発言です。
全くを以っておっしゃる通りだと思います。
ただ、それでも私はバイオセクターを投資対象から完全に外すのは
惜しいと感じており、大きく分けてその理由は3つあります。
ひとつ目は、圧倒的なグロース性です。
やはりこの辺はみなさまも意識しておられ、赤字だろうと無配だろうと
合理性軽視(無視)で投資されている方もおられると思いますが、
宝くじの様な夢を見られる一攫千金セクターは正直ここしかありません。
当然、アンジェスMGや先週のオンコセラピーの様にそこそこ名の通った
バイオ企業でもごく日常的に地雷が埋まっていることは事実ですが、
これを避けていてはナノキャリアやJ・TEC、3DMの様な10倍銘柄を
取り逃すこともまた事実です。
ふたつ目は、これもよく言っていることですが、バイオに投資しないと
何時まで経ってもこの辺の知識がつかないことです。
よくわかないからバイオを完全に外すという方も沢山いるでしょう。
勿論、こうしてエラそうなことを言っている私もほとんど解っていません。
確かにこの分野をカバーするとなると勉強する分野が膨大で専門的なため、
その費用対効果は数あるセクターで最悪の部類に入ることは事実です。
が、日経朝刊にせいぜい一面分位しかない科学技術/テクノロジー面にまで
きちんと目が配れるかどうかの感性というのは、将来的にとても大きな差を
生むと思います。
差の例を挙げると、既存のバイオ株に手を出し、多くの場合血を流しながら
学んでいった投資家であれば、昨年のユーグレナや今年のヒューマン・
メタボロジー・テクノロジーズ(これはどうなるかまだ解らないのだが)
のセカンダリーなどに躊躇無くエントリー出来るかどうかの違いくらいと
いったところでしょうか。
何故なら、バイオでしかもIPOなんて、将来性のわかるバイオ投資家か、
IPO投資家でバイオも対象に含める人か、デイトレーダー以外はまず
投資対象に含めないでしょうから、初期の参加者はもの凄く限られます。
だからこそ、利幅があり非常に美味しいと言えます。
長くなってきましたので、ここらで辺で一旦締めます。
続きは明日以降の、いんべすとばいお【下】に続きます。
最後のみっつ目の理由はバイオ株をやらない人こそ、バイオ株を見る必要
があることについて私見を述べたいと思います。
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