安定のクオカード銘柄、日本プラスト(7291)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。


【7291】日本プラスト(東証2部)投資判断 Inline

現在値 688円/100株 PER9.5 PBR0.83 3月配当9月配当優待

樹脂とエアバッグが2本柱の独立系自動車部品大手。日産とホンダ向け。
配当金は年2回の合計9円で、配当利回りは1.09%となります。

また、日本プラストは株主優待制度を導入しており、3月末と9月末の
単元株以上の株主に1,000円分のクオカードを配布しています。
配当金と優待を足した合計利回りは4.21%となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 854億円、経常利益 37.8億円 EPS 174.8円
■2012年3月期 売上高 821億円、経常利益 23.9億円 EPS 121.4円 
■2013年3月期 売上高 941億円、経常利益 ▲4.6億円 EPS ▲220円  
■2014年3月期 売上高1,170億円、経常利益 28.0億円 EPS 113.1円 ce
□2013年9月中 売上高 558億円、経常利益 12.8億円 EPS 61.1円

当社については、単なるクオカード優待銘柄程度の認識しかなかった
のですが、改めて業績を確認してみると意外に頑張っています。

今2014年3月中間期も増収減益予想だったにも関わらず、蓋を開ければ
増収増益でした。分母が小さいのでアレですが、経常利益に至っては
半減予想のところ6倍以上になっておりますし、昨年対比でも3倍近い
ぶっとび好決算でした。また、通期経常益も中間段階で7割以上引き上げて
おり、自動車メーカーの増産の恩恵をフルで受けています。

今期は100億円を越える設備投資を行い、償却も50億円台に乗せながら
大幅な上方修正ですので、絶好調と言って良いでしょうね。

また、今期のトピックとしてはそれまで筆頭株主であった本田技研から
全ての株式430万株を550円で引き取り、系列を外れています。
筆頭株主が自社になったことが影響して、EPSが膨らんでおります。

以上、投資判断はInlineでカバー開始します。

この辺で山ほど買った自社株の消却などを期待したいところですが、
最近は償却を行った実績がなく、むしろ設備投資用に売り出しとか
したりもしていたので、そういった期待は薄めでしょう。

それと当社は株主優待制度を一度廃止した歴史もあったりするので、
その辺も留意点かと思います。今後また優待制度の変更の時が来て、
1円増配と抱き合わせで優待廃止するとか、クオを500円に減額する
といったノバレーゼ(ゼンショーとも言う)仕様だったら許さないモナ。

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