割安なグロース銘柄、薬王堂(3385)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【3385】 薬王堂 (東証2部)投資判断 Outperform

現在値 2,143円/100株 PER5.1 PBR0.8 2月配当 株主優待なし

独立系ドラッグストア。地盤の岩手に加え宮城、青森、秋田で出店。

配当は年一括の合計60円配で、配当利回は約2.79%ですが、
この中には10円の記念配が含まれておりますので、通常は50円です。
なお、薬王堂は株主優待制度を実施しておりません。

業績を確認していきます。
■2011年2月期 売上高 421億円、経常利益 11.3億円 EPS 202円
■2012年2月期 売上高 455億円、経常利益 24.4億円 EPS 209円 
■2013年2月期 売上高 478億円、経常利益 20.3億円 EPS 401円  
■2014年2月期 売上高 526億円、経常利益 21.0億円 EPS 415円 ce
□2013年8月中 売上高 260億円、経常利益 10.8億円 EPS 217円

出店数を増やしているので、数字を順調に積み上げてきています。

今2014年9月の中間期もまずまずの線で着地しており、当社は月次売上も
開示しているのですが、足下の数字もしっかりとしておりますので、
今期予想数字の達成は淀みのないところかと考えております。

また、当社は10月に東証二部へ指定替えとなり、エクイティと売り出しを
行いましたが、希薄化も10%未満でしたので、株価的にも既に織り込んで
きた様なところで推移しています。先に記した10円の増配はこの記念配
ですが、当社の場合はEPS成長率が凄いので普通配になると思います。

中期的には再来期に200店舗(現在は162店舗)体制を目指しているので、
2016年2月期のEPSはまず間違いなく500円を超えてくると考えられますので
現在の水準はかなり割安と考えられます。直近で増資済なのもミソです。

以上、投資判断をOutperformとしてカバーを開始します。

当社については、上位市場への指定替えを狙っているものと考えられますが
株主数がまだ1,000人ちょいなので、どこかで対策をしてくると思われます。

売出・分売を連発しても株主の増加はしれているので、やはり株主優待制度
の新設が待たれるところになりましょうかね。
当社は東北地盤なので、イオン・マックスバリュ方式の割引券オンリーだと
株主増は非常に限られているので、代替商品にも期待したいところです。

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