拡充のクオカード銘柄、トライステージ(2178)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
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当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【2178】 トライステージ (東証マザーズ)投資判断 Inline

現在値 1,111円/100株  PER20.2 PBR0.98 2月優待配当8月優待

テレビ通販企業に媒体選択や販促企画、コールセンター斡旋など。
配当金は期末一括の20円で、配当利回りは1.80%となります。

また単元株以上の株主に、クオカード1,000円分を年2回配布していますので
株主優待利回りにしますと約3.60%程度の利回りが確保できます。
元々の当社の優待制度は年1回でしたが、拡充して年2回になりました。

さっそく業績から確認していきます。
■2011年2月期 売上高 375億円、経常利益 32.3億円
■2012年2月期 売上高 348億円、経常利益 19.8億円  
■2013年2月期 売上高 338億円、経常利益 5.0億円  
■2014年2月期 売上高 370億円、経常利益 8.0億円 e
■2015年2月期 売上高 450億円、経常利益 11.0億円 e
□2013年8月中間売上高 192億円、経常利益 5.8億円

このネット通販が隆盛を極める中で、テレビ通販というのは構造的に
キツい訳なのですが、この業績の推移が如実にそれを表しています。
一番上の2011年の業績なんて売上高も利益も凄かったのに、
あれよあれよと大失速ですので、時代の移ろいの早さを感じます。

なお、当社は今期から買収効果で売上高が40億オンされていますので、
数字の戻りを見て完全に復調気配などと考えるのは早計です。
ただ中間期の数字は期初予想を上振れしており、進捗率を計算しても
中々なので、今期でやっと底打ち一服の可能性は高まっています。

今後の成長戦略に関しては、ベトナムやマレーシアなどの海外進出や
複数周回遅れでWebマーケットへ進出するなどの手打ちを予定しています。
ただWebの提携先についてはGMOAPなのでこれは良いと思います。
これら施策により、2015年は業績欄記載の売上高450億円を目指す様です。

これらを踏まえ、投資判断はInlineとします。

足下での復調気配は評価出来ますが、やはり構造的に厳しい業種なので
成長戦略の進捗推移をもう少し見守りたいと考えております。

前期に買収したメールカスタマーセンターは利益こそ出ていませんが、
相応の売上寄与とシナジーが期待出来るのに買収額が3億円程度だったので
これは評価しても良いかと思います。当社は手元現金多いのですからねぇ。

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