優待飛びつき買いは有効か?/投資戦略アウトルック(2013.11.1) | なちゅの市川綜合研究所

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当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

■月初の雑感集
一昨日、昨日とガンホーの決算を受けて新興市場が叩き売られてます。

今に始まったことではないですが、この辺の銘柄はやはり連動しますね。
税制改正を視野に入れた節税売りもまだそこそこあると思うので、
この時期から発射台が下がってしまうとちと厳しいかなと思います。

ガンホーに先立って昨日はコロプラがプラスで引けましたが、
今日の前場と後場で調整一巡感を出してくれると来週に繋がります。
三連休前でなかなか買いが入りずらいのは百も承知なのですが、
(精神的に)良い週末を迎えられるかは、今日の内容次第ですね。


また昨日発表された投資主体別売買動向に目を転じてみますと、
外国人は3週間振りの売越しとなりました。ただその額はたった242億円
でしたので大きな変化は感じられません。外国人はまだ強気だと思います。

色々考えると、ひたすら見送られまくっている大型株や中間決算が微妙な
大型株の方が節税売りも少ないし、全体相場が底上げされれば仕方なく
連れて騰がるので・・・新興よりそっちが良いかな?と思ったりもします。


■優待飛びつき買いは有効か?
株主優待の新設が最近目立つようになって来ましたね。

株主優待新設については、当然来年の税制改正を睨んだ
関係者売り出しのためのお土産の要素が強いのでしょうが、
NISAで投資対象に選んでほしいといったこともあるのかもしれません。

気になっているのは、臨時優待とかの露骨な売り出し対策系のものも多く、
優待新設時に可及的速やかに買えば間違いなく騰がる「飛びつき投資法」
が最近ではそんなに有効機能していない感じがしています。

なぜなら優待新設時の高騰の時から売り物をぶつけている感じがあり、
従来どおり株価が一本調子右肩上がりにならなくなってきているからです。
丁度ヴィレッジヴァンガードの優待新設時の株価推移のイメージで、
買うのは一拍待ってからでも良いのかもしれませんね。
(まぁ、VVについては創業者売りは結局関係なかったかと思いますが)

いずれにせよ、創業○○年のコツコツ無借金会社が急に配当を増やしたり、
高額クオカードをバラ撒き始めたりしたら、優待新設を手放しで喜ぶより
疑ってかかる必要があると思います・・・・自戒を込めて。

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