11月優待、ファーマライズホールディングス(2796)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

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【2796】ファーマライズホールディングス(JQS) 投資判断 Outperform

現在値 71,800円/PER8.1 PBR1.31 5月配当11月株主優待

調剤薬局中堅。買収含め西日本で出店攻勢。伊藤忠と業務資本提携。

配当は年1回の1,400円のため、配当利回り1.94%となります。
ファーマライズホールディングスは株主優待制度を実施しており、
11月現在の単元株以上の株主に対して、アロマペンセットや医療用の
サプリメントがもらえます(数千円相当?)

さて、群雄割拠状態の調剤薬局業界で比較的健闘している部類に入る
と思われるファーマライズを取り上げたいと思います。
まずはお約束の業績の確認から。

■2011年5月期 売上高 268億円、経常利益 13.4億円 
■2012年5月期 売上高 296億円、経常利益 14.7億円 
■2013年5月期 売上高 333億円、経常利益 12.8億円 
■2014年5月期 売上高 380億円、経常利益 17.0億円e

前期は10%以上の増収でありながら減益での落着でした。
これは業容拡大に伴う人件費増やのれんの償却が主な影響なので、
減益幅を考えてもそんなに気にする内容でもないと思います。

今期は急回復を見込んでおり、経常最高益の17億を予想しています。

当社は積極的なMA戦略により着実に展開店舗数を増やしているほか、
ファミリーマートのフランチャイジーとしてコンビニ併営の業態を運営
したり、JR札幌駅で医療モールを展開していてこちらも絶好調です。
この医療モールだけで、売上約5億・営利約1億を叩き出しています。

また、当社は2015年5月期を終期とする中期経営計画の最中であり、
2015年5月末には売上高400億円、経常利益22億円を見込んでいます。
これまでの成長モメンタムを考慮すると、数字は走破圏と思われます。

これらの諸事項を勘案し、投資判断Outperformでカバー開始します。

当社は小規模ながら伊藤忠商事がバックについており、安心感があります。

本当はクオールの様にコンビニ本部に直接株を持ってもらった方が、
いろいろと推進力も高そうなので望ましい姿の様な気もします。
特にMC=ローソンの関係と比べると、伊藤忠=ファミマは薄いので・・。

※他社参考記事 2013-09-21 564円 投資判断Outperform
株主優待廃止銘柄、クオール(3034)の分析。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11618045744.html

※当社参考書籍 例によって鶴蒔 靖夫氏がカバーしてましたww

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