株主優待廃止銘柄、クオール(3034)の分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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【3034】 クオール (東証1部) 投資判断 Outperform

現在値 564円/100株 PER13.3 PBR1.43 3月配当9月配当・株主優待なし

調剤薬局チェーン大手。首都圏を中心に全国展開。

配当金は年2回の合計18円で、配当利回は3.19%です。
クオールはかつて株主優待がありましたが、いつの間にやら廃止しました。

さて、過当競争が叫ばれて久しい調剤薬局業界において
比較的健闘していると思われるクオールを激しく取り上げたいと思います。

まず業績から確認します。並びは10年→11年→12年→13年14年eです。
■売上高 563億→609億→662億→767億→1,000億e
■営業益 20.3億→28億→33億→28.1億→35億e

利益の伸びが売上の伸びと比べるとイマイチのような気もしますが、
とりあえず規模が大事ですので、十分及第点ではないでしょうか。
2014.3月期の1Qについても、44.3%増収・133.5%営業増益という
良いピッチで仕上がっているので、足元の順調さも確認できます。

また定性的な強みとして、当社はブランドの作り方が上手だと思います。
特に薬剤師調達力に優れており、薬科大の学生や一般薬剤師に対して
教育・研修制度の充実をアピールすることが出来ていると思われます。

また、いち早くローソンと組むなど、新規事業への取り組みはピカイチで
買収による店舗数確保にもかなり注力できていることから、
調剤薬局業界において勝ち残る一社であることは間違いないと思います。

以上、諸般検討の結果、投資判断Outperformで新規カバー開始します。

ぶっちゃけ30億円を超えるメガトン級のエクイティをした後なので
昔からの株主さんには申し訳ないですが、普通に買い好機かと思います。

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