コンタクト大手、シード(7743)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

なちゅの市川綜合研究所

「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【7743】 シード(東証JQ) 投資判断 Inline

現在値 921円/100株 PER22.4 PBR1.34 3月配当株主優待なし

コンタクトレンズ業界の大手。眼鏡、眼内レンズも展開。

配当は年間20円配で配当利回は2.03%です。
なお、シードは株主優待制度を導入しておりません。

当社は業績絶好調であり、直近の通期決算は以下の通りとなっています。
■売上高 150億円(前年126億、+18.7%)
■経常益 7.6億円(前年2.9億、+156.6%)

前期はかなり鋭角的な業績の伸びとなっているのがわかります。
また、今期についても売上高で+16.4%の175億円、経常益で7.7%増の8.2億円
を見込んでおります。前期がやり過ぎ業績だったのに、まだ強気です。

しかもこの強気具合を裏付けるかのような報道が7月になされており、
当社の鴻巣市の主力工場に100億円を投じて、生産能力を1.5倍にする
とのことです。当社の規模を考えますとかなりの積極策だと思います。

中期的な視点でいきますと、再来期業績(2016.3月期)で売上高で225億円、
営業利益率がおおよそ10%を目指していますので、今後しばらくは
ハイピッチな成長が期待出来る見込みです。


そんなバラ色の未来が待っている(はずの)当社ではすが、
最後に投資に当たってのリスク要因を挙げておきます。

それは、当社はこの成長を達成するための原資がないことです。

現金も10億円程度しかありませんし、有利子負債は既に62億円あります。
工場の増設資金の100億円はどこから捻出されるのでしょうか?
(ちなみに、当社の時価総額もまた90億円程度しかありません。)


以上、本来であれば強気の投資判断をしたいところですが、
上記のリスク要因を鑑みて、投資判断を新規Inlineでカバー開始します。

当社株の買い時は少なくとも今ではない様な気がします。この記事自体も
1Q決算を見ないで書いてるので、タイミング的にもすげー微妙ですしね。

処方箋不要 ピュアナチュラル ワンデー ( ワンデーティアーズ ) 1日交換 コンタクト レンズ PWR-3.50

新品価格
¥1,260から
(2013/8/3 07:06時点)



このエントリーをはてなブックマークに追加 にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ