港区の含み資産銘柄、安田倉庫の投資判断。 | なちゅの市川綜合研究所

なちゅの市川綜合研究所

「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【9324】 安田倉庫 (東証1部) 投資判断 Outperform

現在値 881円/100株 PER17.2 PBR0.54 3月配当優待9月配当

旧財閥系の倉庫準大手。外資系の取り扱い多い。関西強い中央倉庫と提携。
配当は年間14円配で、配当利回は1.58%となります。

安田倉庫は株主優待制度を導入しておりまして、3月末の単元以上株主
に対してお米券が2枚贈呈されます。お米券1枚を440円換算した
配当優待利回りについては、2.58%となります。

当社はそのイメージ通り安定した業績となっております。
成長性はなく、通期の売上も巡航で340億円位で横横しております。
利益面も安定しており、こちらは通期の経常益が25億円位の水準です。


・・・で、肝心なのはここからです。
当社は都内でも特に価値の高い港区に多くの倉庫・ビル・賃貸住宅を持つ
含み資産銘柄であります。
創業100年弱の当社の含み益はかなりのものであり、これらの不動産を
時価総額の270億円程度で再調達することは不可能でしょう。

また港区のウォーターフロント(田町回り)はカジノ期待・東京五輪・
特区構想・山手線新駅などアップサイド要素盛り沢山です。
NTT都市やヒューリックが推進する、芝浦水再生センター再構築
に伴う上部利用事業の推進や業績不振のNECが田町界隈のビルを
売りまくれば更に田町・芝浦周辺は面白いと思います。

以上、期待値の高い小型含み資産銘柄としての位置付けから
投資判断を新規Outperformとしてカバレッジを開始します。

※安田の名が付く上場企業もついに当社だけになってしまいました。

儲けすぎた男―小説・安田善次郎

新品価格
¥1,680から
(2013/7/30 07:16時点)



このエントリーをはてなブックマークに追加 にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ