マツモトキヨシから株主優待商品券(期限なし!)がキターので短評。 | なちゅの市川綜合研究所

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【3088】マツモトキヨシホールディングス(東証1部)投資判断 Inline

現在値 3,055円/100株  PER13 PBR1.2 3月配当優待9月配当優待

中小チェーンの買収繰り返し売上高でドラッグストア首位。

配当は年間40円配で配当利回は1.30%です。
ただし、マツモトキヨシは株主優待が手厚く、2,000円相当の商品券
を年2回もらえます。そして何とこちらの商品券は期限がありません!

配当優待利回で2.61%ですが、上記の理由からほぼ現金同等物なので、
そのまま配当利回としてみなしてもよろしいかと思います。

さて業績についてですが、流石にドラッグストア業界では規模が大きく
なったこともあり、成長モメンタムは大きくありません。
但し、売上高が数%成長(これはもう仕方ない)ながら、経常利益は
足下2期連続で2桁成長してますので、見ごたえがある数字です。

株価はそれ相応か、ひょっとするとそれ以上に上昇トレンドですが
3千円に乗せた株価で計算してもPERはたったの13倍程度です。
売り長の続く好取組では意外高も有り得ると思います。

また、今期の当社の配当性向はわずか16.8%に過ぎません。
当社は増配する場合、事前予想ではなく期中にアナウンスします。
今期は最終的に記念配を落とさず、個人的には50~60円を予想しています。

上記の予想通りだと、現水準でも最終利回り3%程度は確保できるので
結論としては売らなくて良い、となります。


尚、当社のリスク要因は医薬品のネット販売の解禁です。

こればっかりは影響がわかりませんが、今すぐに直したい病気に
果たしてネットで発注して薬が届くまで待つか・・・という観点も
あることから、現状ではそこまでネガティヴには捉えておりません。



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