投資戦略アウトルック (2013.06.07) | なちゅの市川綜合研究所

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■東京市場は地獄の一丁目?

私の感覚では一昨日コツンしたはずだったのですけど、
どうやらそんなことは無かったようですね・・・。

今日発表された投資主体別売買動向では、外国人投資家が1270億円
売り越しとのことでした。ついにフラグの2週連続売越しです。

色々と思ったことや考えたことなどを、
後世のためにつらつらと書き残しておこうと思います。
くどういようですが、こういう時にきちんと振り返れるかどうかが
生き残るために大事なことだと私は考えています。


①外国人2週連続売り越しについて
たまたま売り越すことはあっても、2週続いた意味は大きいです。
幅は大したことないですが、受け止めなくてはいけません。
ここからは「勝つ投資」から「負けない投資」が大事です。


②新興不動産株について
今日の相場で、東証一部の財閥系大型不動産株はそんなに下げて
いなかったのに、新興系は壊滅的な状況でした。

ケネディクスやいちごは自己責任なのでどうでもいいのですが、
新興系ではない個人投資家(というか優待族)御用達の常和HDが
8%以上も下げている事実は大変重いです。サムティS安もです。

この辺の1単元持っていれば美味しい虎の子の優待株まで売らなくては
いけないのでしょうか。追証なのかなんなのか、個人投資家の懐が
壊滅的に痛んでいる可能性があります。


③バイオ株について
かなり投売りされてますね。
本当言うと欲しかった銘柄がいくつかあるので、落ちてきてくれば
じゃんじゃん買いたいのですが、まだちょっと高いかもしれません。

そう感じるということは、まだ割高で下落余地があるとも言えます。


④商社株について
伊藤忠とか丸紅とか(私に言わせると)殆ど下がってないですね。
商社は元々アベノミクス相場で激しく出遅れていて、ボロクソに
言われている中で、やっとこさ相場の後半にあがったんですが、
それだけあって結構値持ちはいいなと思います。但し物産を除く。

今回の下落相場に至る前の日経平均15000円オーバーの頃に、
本当に上手い人達は全然動いていない株に資金を逃がしたらしい
んですけど、やっぱり過熱している時はそういうアプローチも
多少は必要かなぁと今さらにして思います。


⑤優待株について
やっぱり新興株よりは全般的に値持ちする印象です・・・・
が、それでも私が思う以上に売られている様な気がします。

そういえば、2ヶ月くらい前のマネー雑誌の優待特集を読んで、
なにひとつ食指が動かなかったのがフラグだったのかもしれません。

だって、お得な優待がなくてビックリしたもん。
これならあおぞら銀行でも買って高い配当もらった方が
全然マシだよな・・・と思った記憶があります。


⑥総括
こんだけ悲観しておいてアレですけど、逃げ場はあるとの結論です。
今持っているものは、投げなくてもいい様な気がします。

株価と結婚した安倍内閣は参議院選挙を乗り越えねばなりません。
市中には過剰流動性でお金がじゃぶじゃぶしていて、
どこかに行き着かなければなりません。
私は不動産屋なので何となくわかりますが、お金自体は溢れています。

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