去年のIPO見直し投資、阿波製紙(3896) | なちゅの市川綜合研究所

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【3896】 阿波製紙(東証2部)投資判断 Outperform

現在値 342円/100株  PER7.9 PBR 0.92 3月配当9月配当

特殊紙企業。エンジン用フィルターはじめ自動車関連資材で有力。

予想配当は年間12円配で配当利回は3.50%となります。
日本製紙みたいに家庭紙を作っていないので、
株主優待制度の新設は今後もそんなに期待できないと思われます。

創業1916年のため、そろそろ創業100年になろうかとしていますが
実は昨年後半にIPOしたばかりのホヤホヤの上場企業です。
地方企業で、東証2部で、業種がパルプ・紙という地味三点セットです。

しかしながら、純水を生成する分離膜支持体紙というのは世界で圧倒的な
シェアを持っていたり、LED照明向け放熱シートなど開発したりと
中々将来のタネになりそうな技術を持っているのであなどれません。

業績的には今期売上170億が射程でしたが、上場数ヶ月であえなく
売上・経常を下方修正し、持っている虎の子の有価証券をドカンと売って、
最終利益だけはなんとか辻褄をあわせる・・・という香ばしい具合です。

創業100年弱の会社にしては数字の信頼度がイマイチですが、
それでも会社のポテンシャルに対しては安い様な気がします。
配当金も高いですし、今後記念配当も期待出来るし、何より自動車市場が
持ち直してきたのが好材料です。

ポートフォリオの片隅に置いておく分には、いい会社だと思います。

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※参考株価 480円(パルプ・紙業種の平均的な配当利回2.5%で算出)
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