森トラストによる日本エスリードの激安TOBについて。 | なちゅの市川綜合研究所

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【8877】 日本エスリード (東証1部) 投資判断 Outperform

現在値 947円/100株  PER12.2 PBR0.55 3月配当優待9月配当

マンション企画、開発、販売が柱。大阪府での供給戸数トップ級。

配当金が3月9月の年間25円で、配当利回が2.63%です。
また3月チョイスギフト(グルメカタログ)3千円相当の株主優待がありますので
合算して配当優待利回りを算出すると5.80%となります。

さて、過日発表のとおり筆頭株主の森トラストが当社持分を増やすために
「上限を58.19%とする、全株買取でない」TOBの発表がありました。
驚くべきはそのプレミアムで、1/24終値915円に対してわずか9.29%の
上乗せという森トラストのシブチンぶりが光る案件でございます。

1月に下方修正してきて、かようなTOBとか本当に大人の世界って感じです。

基本的な投資スタンスとしては、現値から買いに行ってよいと思います。
当社は関西圏では比較的安定感のあるマンデベですし、時価総額146億円に対し
持っている現金は122億(利益剰余金216億)となかなか鉄板の財務です。

TOB絡みでの信用買い解消の影響で小安くなるかもしれませんが、
どこか仕掛けるファンド等も出てくる可能性もあるので、
あんまり安値を待ちすぎるのもいかがなものかと感じています。


閑話休題、森ビル子会社のサンウッドも好決算を出してきてます。
SWは相変わらず業績のボラが凄まじく、半導体製造装置メーカーですか?
って感じですが、こちらも思惑含みかもしれません。

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