鳥は本当に難しい。世の中には雑誌やらカレンダーやら図鑑やら、鳥が写っている写真はいくらとある。しかしそれを真似て自分で撮ろうとしたら、非常に難しい。野鳥は人間が近づくと逃げてしまう。カメラを構えたことを察知されても逃げてしまう。かろうじて構えられたとしても、望遠がないため鳥を大きな画角で撮影することは無理である。

カメラ:LUMIX DMC-FZ30/レイノックス テレコンバージョンレンズDCR-2020pro
そして、鳥を大きく得るためには機材がどの程度かかるのか調べてみる。まず500mm超えのレンズでも数十万、更に望遠+明るいレンズとなると百万単位になってしまう。もう少し簡易的になるとフィールドスコープがあり、それでも数十万は軽く飛ぶ。そして挫折する。
それでも、ど素人が野鳥を撮るには少しだけ希望がある。テレコンバージョンレンズ。今あるレンズに2万円前後の出費で簡易的に望遠を得るものがある。もちろん画質うんぬんは抜きにして。これが、唯一撮影できたウグイスである。
自分で実践してみて挫折を知ったとき、本当に図鑑やカレンダーなどの写真がどんなに撮影者が苦労と忍耐と努力の上に撮影されたのか、その様子が伺える。(「まだまだ想像できるような甘いものではない!」と言われそうであるが)。そんな撮影者のご苦労を思い浮かべながら眺める写真は、より感動的になる