2008年3月発売のPENTAX K20D。サムスン製1460万画素CMOSを搭載し、前機種のK10Dよりも遥かに画質と省電力化が進化した一台。



私の個人的な感想ですが、サムスン製1460万画素CMOSは、高精細で非常に緻密な表現をし、前機種のK10Dとはまた別物となる描写を描き出す。白とびも抑えられ、諧調が豊か。高感度も改善されており、夜景撮影もISO800まで常用できそう。1600でもけこういける。
またCMOSになったことにより省電力化も進み安心して使える。
追加機能としては、前機種K10Dでは暗黙の裏メニューで行われていたピント調整が、レンズごとに自由にピント調整できるようになったことはいい。
またレンズ交換式の一眼では大敵なごみ付着に対し、ダストアラート機能により受光素子のどの付近にごみがあるか知らせてくれる。
その他、K10Dから受け継いだハイパー操作系と直感的にわかりやすい操作性も非常によい。
また、K10Dをベースとしているので大きなデザインの変化はないものの、K10Dのバッテリーグリップがそのまま付けられるのも経済性がいい。

逆に欠点言えば、最大3枚/秒の連写速度は他メーカーと比較しても遅めであり、連写速度まで回らなかったのは残念。(1.6MBの21コマは別として)。
AF速度と精度はK10Dより僅かに改良されたものの、体感的に感動できるものではなく、まだまだ暗所のAFに弱い感がある。
これはポートレート撮影でも場面によっては不満なことがある。
しかし、その不満をかき消しても画質に拘るK20Dは、私には大事な一台であると言える。



以下、メーカーHPより抜粋


型式 P-TTLストロボ内蔵 TTL AE・AF一眼レフデジタルカメラ
有効画素数 約1460万画素
撮像素子 総画素数約1507万画素 

【種類】原色フィルター/CMOS サイズ・・・23.4×15.6mm
記録画素数 JPEG:14.6M(4672×3104 ピクセル)、10M(3872×2592 ピクセル)、6M(3008×2000 ピクセル)、2M(1824×1216 ピクセル)
RAW:14.6M(4672×3104 ピクセル)
感度
(標準出力感度) AUTO/100~3200 (1EVステップ、1/2EVステップまたは1/3EVステップ)、 カスタム設定によりISO6400使用可能、バルブ時はIS01600まで
画像ファイル形式 RAW(独自)、JPEG(Exif 2.21)準拠、DCF2.0準拠
画質 【RAW(12bit)】PEF、DNG、JPEG:★★★★(プレミアム)、★★★(S.ファイン)、
★★(ファイン)、★(エコノミー)、RAWとJPEGの同時記録可能
記録媒体 SDメモリーカード、SDHCメモリーカード
ホワイトバランス 撮像素子によるTTL方式
オート、太陽光、日陰、曇天、蛍光灯(D:昼光色、N:昼白色、W:白色)、 白熱灯、ストロボ、マニュアル、色温度指定(3種)、微調整可能
ファインダー フォーカシングスクリーン交換式

【種類】ペンタプリズムファインダー、ナチュラルブライトマットIIフォーカシングスクリーン

【視野率】…約95%

【視度調節機能】…約-2.5~+1.5m-1

【倍率】約0.95×(50mmF1.4・∞)
ライブビュー 撮像素子によるTTL方式、視野率約100%、拡大表示(4×、8×)、グリッド表示可能
画像モニター 【形式】TFTカラーLCD、広視野角タイプ、 明るさ調整機能、色調整機能付、イメージ

【サイズ】2.7型 ドット数・・・約23万ドット
プレビュー プレビュー方式・・・ライブビュー/光学プレビュー/デジタルプレビュー
再生機能 1画像、2画像、4画面、9画面、16画面、拡大(最大32倍まで、スクロール可)、
回転表示、フォルダ表示、スライドショー、ヒストグラム、白とび黒つぶれ警告表示

【デジタルフィルタ】白黒:4種、セピア:3種、カラー:18種類、色抽出:6種類、
ソフト:3段階、イラスト、HDR:3段階、スリム:±8段階に調整可能、
明るさ:±8段階に調整可能 (すべて再生時
オートフォーカス 【フォーカス方式】TTL位相差検出式

【測距センサー】SAFOX VIII(11点測距)

【AFモード切替】シングルAF(AF.S)、コンティニュアスAF(AF.C)切り替え可能

AFエリアは、オート/セレクト/中央の切り替え可能、スーパーインポーズあり、
内蔵ストロボによるAF補助光可能
露出制御 【測光方式】TTL開放16分割測光、中央重点測光、スポット測光

【露出範囲】EV0~21(ISO100・50mmF1.4)

【露出モード】グリーン、プログラム、感度優先、シャッター速度優先、絞り優先、シャッター速度&絞り優先、マニュアル、バルブ、X

【露出補正】±3EV(1/2EVステップ )、±2EV(1/3EVステップ)

【AEロック】ボタン式(タイマー式:カスタム設定で設定した測光作動時間の2倍)、 シャッターボタン半押しで継続
シャッター 【シャッター方式】電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター

【シャッタースピード】オート:1/4000秒~30秒、
マニュアル:1/4000秒~30秒(1/3EVステップまたは1/2EVステップ)、バルブ
ドライブモード 1コマ、連続(Hi、Lo)、高速連写、セルフタイマー(12秒後、2秒後)、リモコン(即、3秒後)、リモコン連写、オートブラケット、拡張ブラケット、多重露出

【連続撮影】約3コマ/秒、JPEG(14.6M・★★★・連続Hi):38コマまで、RAW(PEF):
14コマまで、RAW(DNG):16コマまで 約2.3コマ/秒、JPEG(14.6M・★★★・連続Lo):
カード空き容量いっぱいまで、RAW(PEF):14コマまで、RAW(DNG):16コマまで

【高速連写】約21コマ/秒、JPEG(1.6M・★★★):約115コマまで
内蔵ストロボ 【形式】ポップアップ機能付P-TTL内蔵ストロボ
ガイドナンバー約13(ISO100・m)、28mmレンズの画角(35ミリ判換算)をカバー
同調速度1/180秒、赤目軽減機能付、設定により -2~+1EVで発光量調整可能
/td>
シンクロ ホットシュー、Xシンクロソケット、同調速度1/180秒、ハイスピードシンクロ、ワイヤレスシンクロ可能(対応外付ストロボにおいて)
手ぶれ補正 【方式】撮像素子シフト方式

【有効補正範囲】最大4EV(レンズの種類や撮影条件により異なります)
ダストリムーバル 【方式】撮像素子駆動およびSPコーティング
時計機能 【ワールドタイム】世界75都市に対応(28タイムゾーン)
記録フォルダ 【フォルダ名】日付(100_1018、100_1019・・・)/
PENTX(100PENTX、101PENTX・・・) ファイル名・・・標準/ユーザー設定
電源 専用リチウムイオン充電池 D-LI50、ACアダプターキット(別売)
電池寿命 【撮影可能枚数】ストロボ50%発光:約530枚※、ストロボ発光無し:約740枚

【再生時間】約330分

※新品のD-LI50使用、23℃、撮影枚数はCIPA規格に準じた測定条件による目安ですが、使用条件により変わります。
外部インターフェース USB/ビデオ端子、外部電源端子、外部レリーズ端子、Xシンクロソケット
Hi-Speed USB(ハイスピード)インターフェイス
ビデオ出力方式 NTSC/PAL
PictBridge 【印刷モード】1画像印刷、全画像印刷、DPOF指定印刷、用紙サイズ指定、 用紙タイプ指定、印刷品質指定、ふち指定
レンズマウント ペンタックスバヨネット KAF2マウント(AFカプラー・情報接点・電源接点付)
使用レンズ KAF2(パワーズーム対応)、KAF、KAマウントレンズ
外形・寸法 約141.5mm(幅)×101mm(高)×70mm(厚) (突起部を除く)
質量(重さ) 約715g(本体のみ) 、 約800g(電池、SDメモリーカード付き)
同梱ソフトウエア PENTAX PHOTO Browser3、PENTAX PHOTO Laboratory3、 PENTAX REMOTE Assistant3